10月1日と2日、昨年も登った北アルプス涸沢カールに最盛期の紅葉写真を撮りに行きました。涸沢ヒュッテと涸沢小屋のホームページで「今年は1週間以上早い、もう見頃。」との情報でただ1日天候が回復する予報の10月1日に登ることに決めました。以下行程順に写真も含め記していきます。
10月1日快晴、4:00起床、準備をして5:48ペンションを車で出発、6:45沢渡岩見平駐車場到着、7:04上高地行きバスで上高地に向けて出発しました。7:32上高地バスターミナルを最終目的地涸沢カールに向けて出発、7:37河童橋(写真1枚目)、8:17明神到着(所要時間40分、写真2枚目)、8:20明神出発、9:05徳沢園到着(所要時間45分、写真3枚目)、おにぎり1個食べトイレに行き9:26徳沢園出発、9:38新村橋通過、10:17横尾到着(所要時間51分、写真4枚目)、おにぎり1個食べ、スニーカーから登山靴に履き替えトイレに行き10:52横尾出発、いよいよ登山道に入ります。本谷橋手前で屏風岩と北穂高が見えるポイントで写真(写真5枚目)を撮りましたが、昨年に比べるとあまり紅葉していない様子、チョッと早まったかなと思いながら11:49本谷橋到着(所要時間57分、写真6枚目)、12:01本谷橋出発、これからが厳しい登りになります。瓦礫を一歩一歩、体調に合わせて、息があがったら立ち止まり、呼吸を整えながら登ります。13:25休憩適地のSガレに到着、ザックを下ろし小休止です。Sガレで登ってきた方向を約240度のパノラマ(PCで合成)で撮り(写真7枚目)、最終目的地涸沢側の様子も撮りました(写真8枚目)。やはりSガレ付近の紅葉はまだまだです。昨年はこの辺が真赤になりいたく感動したことを覚えています。13:34涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐に到着(所要時間1時間33分、写真9枚目)、ここも紅葉していない、13:45涸沢ヒュッテに到着(所要時間1時間44分、写真10枚目)しました。涸沢カールには雲が出ていて、穂高連峰の頂を時々隠しています。朝は雲もなく綺麗だったのではないでしょうか。13:50に宿泊手続きをし、ザックを寝床に置き、早速写真を撮りに行きました。上高地バスターミナルから締めて6時間13分でした。
涸沢カールには雪渓がかなり残っていました(昨年は殆ど残っていなかった)。涸沢テント村から前穂高岳、北尾根方向の紅葉(写真11枚目)を撮り、更に約240度のパノラマ写真(写真12枚目、クリックすると拡大版をご覧いただけます)を撮りました。カール内の紅葉は最盛期ではありましたが、なにかチョッと物足りない感じです。空は青空ではないし、紅葉(黄葉)の色が今一濃くない感じです。
雪渓に登り、左側(タヌキ岩方向、写真13枚目)、正面(前穂高岳から奥穂高岳、涸沢岳、涸沢槍まで、写真14枚目)、右側(涸沢槍から北穂高岳、涸沢小屋、ゴジラの背中まで、写真15枚目)をパノラマで撮りました。
さらにカール斜面の紅葉の場所に瓦礫を登り、そこからパノラマで撮ったのが次の2枚です。紅葉越しに前穂高岳から奥穂高岳(写真16枚目)を、崖を見上げて奥穂高岳から北穂高岳(写真17枚目)を撮りました。この時私は涸沢カールの紅葉に溶け込んでいたのですが、その写真は残念ながら撮れません。写真を撮った瓦礫の近くの黄葉ダケカンバ(写真18枚目)、紅葉ナナカマド(写真19枚目、奥に涸沢ヒュッテが見えています)を写真に収め、下りて来るときに見つけた花、鈴蘭みたいな白い花(写真20枚目)と白と黄色の可愛い花(写真21枚目)を撮りました。名前は分りません。
ひとしきり写真を撮った後、涸沢ヒュッテの屋上の展望席で16時頃まで1時間ほど絶景を肴にお酒を飲んで寛ぎました。その時撮った反対側の常念岳を中心にした北アルプスのズームアップ写真が最後のパノラマ写真です。
翌日2日は朝から雨、山はまったく見えていなかったので写真は撮りませんでした。1日に撮っておいてよかった。以下は帰りの行程です。5:00起床、殆ど眠れませんでした。6:40涸沢ヒュッテ出発、7:35本谷橋到着、7:50本谷橋出発、8:32横尾到着、8:50横尾出発、9:43徳沢園到着、ソフトクリームを食べ10:05徳沢園出発、10:47明神到着、10:50明神出発、11:30河童橋通過、11:35にバスターミナルに到着しました。帰りは締めて4時間55分でした。11:42バス出発、12:00頃沢渡岩見平駐車場到着、すごい雨、岩見平駐車場を出たのが12:13、ペンション到着が13:12でした。
今年の涸沢カール登山の教訓、@昨年苦しんだ足首と足裏の故障に対する予防策は正解だった。スニーカーは持っていかなくて問題ないようだ。A行く時期に関し、Sガレ付近の紅葉は苦しんで登ってきて涸沢ヒュッテの旗が見える所で目にするので特に感動する。カール下が紅葉最盛期に近く、カールがまだ落葉していない時期が良い。B山小屋に泊まるのは木曜日までが良い。今回は一区画に4名(布団を敷いてみると4名が定員)、昨年は金曜日泊で1区画に7名入った。どちらにしてもあまり眠れないが身体的にゆっくりできるのが良い。C雨具(防水の上着、ズボン、帽子、ザックカバー)は当然必要だが、平坦地を長く歩くので軽い折りたたみの傘を持っていった方が良い。Dスティックは必要ないかも。今回も殆ど使わなかった。
以上今年の教訓ですが、来年も行くつもりなので、その時に生かそうと思っています。 |