前のページに戻る時はこのウィンドウを閉じてください

りんご便り

 長野県は、国内でも有数のりんごの産地です。安曇野市の中でも特に三郷地区(旧三郷村)あるいは堀金地区(旧堀金村)には多くのりんご畑が広がっています。もちろんペンションGoroの穂高地区にも小規模のりんご畑があります。
 ここでは、安曇野にペンションを開設以来お付き合いさせていただいている三郷りんご農園のりんご生育状況をお知らせします。

<2016年>

2016年4月26日(火) 14:40〜15:40
りんごの花満開、でも問題あり!!!
 4月26日、長峰山を下山し、りんごの様子を見に農園に行きました。りんごの花満開、「丁度良かった」と車を降り写真を撮っていたところ、農園主が受粉の作業をしていたので話を聞きました。聞いた話は以下の通りです。
 『今年も美味しいりんごを育てようと作業していたが、蕾が付き膨らみかけていた時に、2日ほど氷が張るような寒い日があった。その後暖かくなり花が咲いたが、見て分かるようにめしべ、おしべが凍みちゃって茶色くなってしまい、これは実がつかない。こんなこと初めてだ。特に古い木がやられてほぼ全滅、比較的新しい木(サンフジでも種類が異なる)は影響がなかった。古くからオーナーをやっていた人の木はほとんどダメだ。』ということでした。今年のりんご狩りは厳しい状態です。
 最初の写真は、満開と思い撮ったものです。何もなく白く綺麗に咲いている様子に見えます。木と木の間の道の奥に、農園主が作業している姿が見えます。2枚目と3枚目は凍みてやられた花です。花びらも触るとぽろっと落ちてしまいます。4枚目と5枚目は影響のなかった木の花です。おしべもめしべも花びらも生き生きとしています。
2016年10月9日(日)
今年のりんご狩りは諦めましょう
 『春先に花が凍みて古くからオーナーをやっていた人の木がほとんどダメだ。』と前の記事に農園主の話を書きましたが、『10月にはハッキリしたことが言える』と聞いていましたので、10月9日に電話で確認しました。『先日の台風(10月5日、6日にかけて日本海を通過した台風18号)の風で更にやられて、かなり落ちてしまった。特に安曇野市の三郷地区一帯のりんご畑の被害がひどかった。』とのことでした。今年のりんご狩りは諦めましょう。
 参考に10月7日付信濃毎日新聞の記事を引用します。
『「県内農業被害2.2億円 台風18号」
 台風18号から変わった温帯低気圧の影響で、県内では12市町村で計2億2628万円余の農作物被害が出たことが6日、県のまとめで分かった。強風によるリンゴの落果といった果樹被害が91%の2億553万円余を占め、中信地方の被害が目立った。倒木のため5日深夜から約12キロ区間が全面通行止めだった安曇野市の中房温泉に通じる県道は6日夕に仮復旧し、一時的に通行できるようになった。
 農作物被害額は6日午後6時時点で、今後さらに被害が広がる可能性がある。市町村別では松本市が9821万円と最多。安曇野市が7511万円余など。果樹の落果をはじめ、ネギや園芸用の花が折れたり、農業用倉庫が壊れたりした。長野、須坂、大町、伊那市、北安曇郡池田町、松川村、上高井郡小布施町、高山村、東筑摩郡山形村、朝日村でも被害が報告された。
 県によると、近年の台風による農作物被害は、2011年の台風15号で2億6千万円余、07年の台風9号で4億4600万円余に上っている。
 また、安曇野市の住宅1棟と事務所1棟の屋根の一部が倒木で壊れた。
 6日未明から県内各地で発生した停電は同日夜までに復旧した。県危機管理部によると、人的被害の報告はない。 (10月7日)』

前のページに戻る時はこのウィンドウを閉じてください