9月13日、安曇野の稲刈りの写真を撮り、拾ヶ堰に沿って穂高有明方面にバイクで戻る途中、稲田の中に立っている2本の大きな幟(のぼり)が目に付きました(写真1枚目)。その左の方にも2本の幟が立っていて、その先はこんもりとした森です(2枚目)。おそらくあれは鎮守の杜、神社があるなと思い、行ってみました。
神社に向かう参道には幟の他に幾つもの紙で覆われた灯篭(とうろう)が立てられていて、1面には「日吉神社」或いは「今月今晩」と書かれ、他の面に「俳句」が書かれています(4枚目から8枚目まで)。どうやら参道の先にあるのは「日吉神社」で、今日はお祭りのようです。それにしても俳句がなぜ書かれているのかと思いながら写真を撮りました。不勉強で誰の俳句だったかその場では分かりませんでした。なぜ俳句を記しているかを聞きたいと思い神社に向かいましたが、神社の関係者の方が他の方と長くお話されていたのであきらめました。
日吉神社の正面入り口から振り返り参道を撮りました(9枚目)。手前の幟には「産業隆盛国土繁栄 柏原氏子中」、「神威高揚氏子安泰 平成二十六年秋」とありました。拝殿は結構立派です。千度石も置いてあります。神社の由来を記した説明板を見ましたが、字が薄れていて良く分かりません。後でインターネット検索をしてみようと思い、その場を去りました。インターネットにありましたが、ここでは割愛します。
灯篭に書かれていた俳句、写真に撮ったものを後で調べてみましたら、全て松尾芭蕉の句でした。『盃に三つの名を飲む今宵かな』、『松風や軒をめぐって秋暮れぬ』、『起きあがる菊ほのかなり水のあと』、『撫子の暑さ忘るる野菊かな』、『松茸や知らぬ木の葉のへばり付く』です。
氏子に俳句の好きな人がいるのでしょうか、それとも神主さんが俳句好きなのでしょうか、今度行って尋ねてみたいと思います。 |