林間学校,林間学園

キャンプファイヤー

花火用アルコールランプ

 林間学校・学園に花火はつきものです。
 その花火を火をつけるために、多くの学校ではろうそくを利用していると思われます。
 でも、ろうそくだと、すぐに火が消えてしまったり、花火に火がつくのに時間がかかったりします。
 普通のアルコールランプだと、花火の火薬のため、汚れがつきます。

 そこで下のような花火用アルコールランプを作りました。

用 意 す る も の
135mlの缶ビールや缶ジュースの空き缶 7〜8人に1個
家庭科のエプロンのひも(1本当たり10cm) 100円ショップの太いひもでも可
大きめの缶(安全対策用) 切り口が危なくないようにしておく。

説    明
 リングプルを立てて、その穴にひもを通します。
 
 ひもの長さで火力を調整して下さい。
 アルコールの量は、缶の1/4ぐらいで20分ぐらいもちました(左のような芯の長さのとき)。
 缶がなくても、風で火が消えることはまずありません(左の写真は、上より芯を長くして実験してるところです)。
 でも、大きな缶は、万が一、中の缶が転倒したときに、火が広がるのを防ぎます。ですから必ず用意することをすすめます。
 転倒実験をしましたが、大きな缶の中で火が緩やかに燃えました。転倒してからでも、ゆっくりと消火できます。

 それに、大きな缶を使うことで、横から火に近づけなくなるため、必ず花火を下に向けて着火することになります。
 花火の事故で一番多いのは、友達同士で、花火の火をつけ合うときです。花火が水平になることが多いため、前にいる友達に火花が当たる危険性が生じるからです。

 事前に、花火は炎の上の部分でつけ、缶にはふれないように指導しておくことが大切です。

注 意 点
【注意1】
アルコールは、気化しやすいため、大きな缶の中に入れて点火すると、軽い爆発が起こります。
長いチャッカマン等を用意し、点火すると安全です。
またこの性質を利用して、あらかじめアルコールを気化させておくと、缶に火を近づけるだけで、ポンって音がして簡単に火がつきます。


【注意2】
どちらの缶も熱を持ちます。消火し終わったら、必ず綿の軍手等で缶を持つようにして下さい。

【注意3】
私が行った転倒実験では、危険を感じませんでしたが、アルコールの量によっては、危険なことが生じることがあるかもしれません。従って、このアルコールランプを使用するときは、針金等で小さな缶を固定することをすすめます。
また、このアルコールランプの使用は、熱を伴いますので、十分な安全指導をしてから、使用して下さい。

<使用に当たっては、各自の責任でお願いいたします。当方では責任は負えませんので、十分な安全対策を!>



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