2005年7月の過去ログ



[3940] 狸御殿 投稿者:しゅー 投稿日:2005/07/02(Sat) 09:29:41 No.3940 [返信]
感想読ませて頂きました。
うちは相方が見たいと言っていたのに、行きそびれたのです。

そうですか…わかりやすい説明でした。
タランティーノのような映画だと思えばいいんでしょうか。
DVDになったら見てみます。

正直、私はあまり興味がなかったので、いかなくて正解だったのかな。


好き嫌いが激しく分かれそうな映画 BJ - 2005/07/03(Sun) 06:57:31 No.3944
しゅーさん、おはようございます!
タランティーノは、お話の表現自体は、ちゃんとしていますが、「狸御殿」は、お話からしてヘンです。人の動き方も、意味なくヘンだったり(私は「シュール」と書いてみましたけど)。観ているほうにそれが面白くとれないと、しらけてしまうでしょう。
画面や音の迫力は関係ないので、DVD鑑賞でもいいでしょうね。





[3945] マーロン・ブランド 波乱の人生 投稿者:又左衛門 投稿日:2005/07/06(Wed) 14:23:25 No.3945 [返信]
先日 CSムービー・プラスchにて、一周忌のせいか、マーロン・ブランドの伝記みたいな実録物をやってました。何と二時間もですよ! 途中から約1.5時間見ました。

すると 映画以上に波乱万丈な人生だったことが分かりました。
何回も結婚・離婚を繰り返し、まるで本能の赴くままといった印象さえ受けました。そのたびに幸福な家庭を破壊して、顧りみられない子供たちと元妻。自己中のきわみ&恋多き男。その子供の一人が大きくなって、殺人事件を起こす。きっと愛情に飢えていたんだろうな。

晩年はストレスからか、殆ど外出せず、過剰な食欲をコントロールできずに、130kg以上もの巨体となり、遂には、冷蔵庫に鍵をかけたという、嘘のようなホントの話。そしてまたもや黒人のお手伝いさんを妊娠させて、それ相応の金を払って家も与えたのに、その後法外な慰謝料を裁判で要求され、何とか勝訴した話。ホントに懲りないというか、手近な女で済ますのがブランド流(笑)らしい。

この実話、映画にしたらきっとヒットすると思うくらい、波乱に満ちた人生でした。


Re: マーロン・ブランド 波乱の人生 lalaki - 2005/07/06(Wed) 18:50:19 No.3946
ホントに「芸人」の人生そのもの。

カッコつけたハリウッドのスターと一味違い、「役者」でしたね。
確かアカデミー賞にもソッポ向いてましたし。
まだまだ「2」の線でいけたのに、あのドン・コルリオーネの
メイクなんか、当時ビックリしましたものね。

視点を変えて眺めると、私生活も見事な役者人生です。
私、大阪出身ですが、桂春団冶みたい。


1日で1周忌だったのですね。 BJ - 2005/07/07(Thu) 06:46:24 No.3947
又左衛門さん、lalakiさん、こんにちは!
私などは、マーロン・ブランドといえば、マリリンと付き合いがあった男として、まず位置付けたりしますが。

晩年は、部屋の中にいる太りすぎた彼を、外から撮ったスクープ写真などの話題しか見かけなかったような気がします。
やはり、50年代の若き日の格好よさが、いちばんだったかも。


彼は才能を浪費した... 又左衛門 - 2005/07/10(Sun) 12:31:59 No.3948
と コメンテーターが最後にまとめてました。
確かに、世界的な名作もあるわけですが、「どうして こんな、つまらない作品に出てるんだろう?」と不思議に思える出演も多々ありました。スーパーマン等々...
多分、結婚・離婚の繰り返しで、多額の出費が必要で、背に腹は変えられず、作品を選ぶ余裕なんか無かったんでしょう。


たしかに、 BJ - 2005/07/10(Sun) 21:38:32 No.3949
1979年の「地獄の黙示録」以後は、見るべきものがなかったように思います。「地獄の黙示録」だって、それほど多くのシーンはなかったですね。





[3950] 39,500〜! 投稿者:Tomo 投稿日:2005/07/11(Mon) 08:34:23 No.3950 [返信]
久々に、キリ番踏みましたぁ(^-^)/

昨日、やっと(本当に、やっと!って感じ;)
エピソード3観に行きました。
(それで、また、映画の神様がキリ番踏ませてくれたのか!?)

なんだか、悲しい、切ない映画でしたねぇ。
そぅ、エピソード4に続くんだから、決まってたことなんですけど。
あまり泣かない女が、泣きそうになりました(結局、泣いてない)

堕ちていくアナキン青年。
でも、ダークサイドに翻る瞬間は、あまりに呆気なく;
話が全て、急展開!って感じで、ちょい拍子抜け;
2時間半じゃ〜、てんこもりでも仕方ない?
(でも、生まれた瞬間、名前呼ぶってのは。。。(^^;)

それでも、やはり私の27年の思い入れの作品。
また、観に行くかも。。(それともDVD待つかな???)


おめでとうございます〜! BJ - 2005/07/12(Tue) 08:16:36 No.3953
Tomoさん、こんにちは!
39500ゲットおめでとうございます。

スター・ウォーズ、観に行かれたのですね。
私も、よく泣く男が、泣きそうになりました。笑。

ねー、生まれた瞬間に名前を言わないで、って感じですよね。いかにも適当に済ませてる、急いでる、雑に思える、のは私だけなんでしょうか。

私も、気にいらないけど、もう1回行きます。前売券があるので!
今度は、気にいるかも。日本語吹替えで観ようかな?





[3951] 呆れた....というか悲しい 投稿者:又左衛門 投稿日:2005/07/11(Mon) 17:35:51 No.3951 [返信]
某掲示板に エド・マクベイン氏の訃報を書いたところ、まるで反応なし...。
まぁ よその悪口は言いたくはないのですが、ヒッチ先生の「鳥」の脚本(正しくは脚色)を担当したのが、彼だったという話で。本名のエヴァン・ハンター名義でした。ほかにも有名な作品で「暴力教室」がありますし、黒澤映画の傑作『天国と地獄』の原作も彼でした。ご冥福を御祈りします。


Re: 呆れた....というか悲しい ユリディス - 2005/07/11(Mon) 18:05:14 No.3952
エド・マクベインというと「87分署」シリーズが有名ですよね。何作か読んだことがあります。
でも映画ファンにとっては「天国と地獄」の原作「キングの身代金」が一番に浮かびますね。
って、実は読んではいないんですが、今度読んでみようかな。
「鳥」の脚色を担当していたというのは、知りませんでした。「鳥」も原作(「レベッカ」のダフネ・デュ・モーリア作)は読んでないんですが、短編だということですから、かなり映画的にふくらませたものなんだろうと想像していました。
ご冥福をお祈りします。


ご冥福をお祈りします。 BJ - 2005/07/12(Tue) 08:26:05 No.3954
又左衛門さん、ユリディスさん、こんにちは!
マクベイン氏が亡くなったのは知りませんでした。映画の脚本でも活躍しましたよね。
ハードボイルド小説系の作家が映画の脚本にかかわった例は、けっこうあったと思います。
私は著作は1つも読んでいませんけれど…。





[3955] バットマン・ビギンズ 投稿者:lalaki 投稿日:2005/07/13(Wed) 13:29:40 No.3955 [返信]
皆さん、こんにちは。

え〜、なんだよー、バットマンてか?
と、思われるかも知れませんが、あえて。

この監督はひょっとして、大バケの可能性あり、と
私は見たのです。

バッサ・バッサとぶっちぎる様な編集やカット・バック
あえて見せないシーンの全部。
このリズムはタダゴトではないと思い、急いで「インソムニア」見ました。

そこで見たのは、正に映画的時間感覚。
今、未見の「メメント」探してますが、どこにも無く残念。

ひょっとして、クリストファー・ノーラン監督の今の位置は
キューブリックの「スパルタカス」と同じでは?
どうやら、メガ・ヒットしたみたいですから、次はワガママ放題でとれるはず。
それが「ロリータ」みたいな、問題作でヒットしたけど、?
といった作品だったら、次はいよいよ「博士の異常な愛情」級の作品か?
と思ってるんですけど、買いかぶりでしょうか?


クリストファー・ノーラン監督 BJ - 2005/07/14(Thu) 00:03:07 No.3958
lalakiさん、こんばんは!
クリストファー・ノーラン監督、お気に召しましたか。
私は偶然「メメント」から「インソムニア」「バットマン ビギンズ」と観てきました。
真面目に映画を作る監督だなーと思ってます。地味めといってもいいんじゃないかと。
「メメント」は、アイデア映画ですね。その一点で押し切った、という感のある作品。

キューブリックについては詳しくないので、ノーラン監督と似てるのかどうか、なんとも分かりませんが、いい作品を作っていくといいですね。





[3956] 京極夏彦 生出演!! 投稿者:又左衛門 投稿日:2005/07/13(Wed) 22:27:57 No.3956 [返信]
本日昼間の NHKスタジオパークに何と!京極夏彦氏が出演しました! 
殆どTVで御目にかからない、あの人が!
映画「姑獲鳥の夏」の話題を中心に、小説を書き始めたきっかけとか(バブル崩壊でグラフィック・デザイナーの仕事が暇になり、あいた時間で《暇つぶし》に書き始めた!)、小学生の頃、柳田邦男の民話や説話の全集を読んでいた話とか興味深かった。そして彼の書斎がビデオで紹介されましたが、凄い!の一言。壁(二階部分まで吹き抜け)一面の蔵書(大半が民俗学関係)と高そうな録画用のデッキ類。TVをながら見しながらPCに向かって仕事をしているらしい。相変わらず外出する時は、例の黒革の手袋をはめて。
彼がちゃんちゃんこを着れば、キタローそっくりだと思うんですが....


訂正 又左衛門 - 2005/07/13(Wed) 22:35:42 No.3957
>柳田邦男→柳田国男 でした。良く似た名前の人がいるもんだ(笑)
「遠野物語」で有名なあの人です。


京極夏彦 見たかった。 BJ - 2005/07/14(Thu) 00:08:26 No.3959
又左衛門さん、こんばんは!
ええっ! 生出演だったんですか! そういえば今週末からでしたか、映画公開。
暇つぶしで、あんな小説書くなんて、うらやましいというか、すごすぎです。
彼の本好きは有名すぎ。面白くなくても、面白くなるまで何回も読むとかいう話も聞きました。
テレビながら見でパソコン、というのは私も同じなんですけどねえ。頭の程度が違います。
映画、できたら今週末、観に行きますよ。


わたしも見たかった。。。 とーふ - 2005/07/15(Fri) 12:25:23 No.3960
又右衛門さん BJさん こんにちは
横からおじゃまさせてくださいませ。

京極先生、出演なさってたんですね!情報をありがとうございました。
生放送の様子を聞かせていただき、あれこれ想像してみてます。
あなどれませぬ>NHK


絶妙のタイミング 又左衛門 - 2005/07/15(Fri) 16:34:17 No.3961
>とーふさん どーも。
私の次男(専門学校)が 大の京極ファンでたいてい買って持ってます。
ムックまで買うくらい、いれこんでいます。
どうも 京極ファンというのは、熱狂的な人が多いみたいで。私は「姑獲鳥の夏」の豪華本を図書館から借りたまではいいんですが、あの分厚さに怖気づいて、数頁で脱落したという、情けない男です。「伊右衛門」も買ったんですよ...。
ところで 当日のファンからの反響で凄いのがありましたので、ご紹介します。妊娠中のその女性は、「姑獲鳥の夏」を読み終えた途端、陣痛が始まったという嘘のような本当の話....出来すぎだろう(笑)

繰り返しますが、京極氏の書斎(3年前撮影)は、まるで私設図書館みたいでした。「大極宮」最近チェックしてないなぁ。でも あの3人とも直木賞受賞って凄いよねぇ!


訂正 ごめんなさい... とーふ - 2005/07/15(Fri) 18:26:13 No.3962
ひぇぇー
又左衛門さん 名前まちがいごめんなさいー!!>_<
おゆるしくださいませ。。。ううっ。

熱狂的なファンが多いということは、マニアックに楽しめる要素があるのでしょうか。
ムック本を、書くほうも、相当な熱意が要りそうです。

私は「姑獲鳥の夏」を読んだきりです。
面白かったけど、次も読むぞ!って気持ちになれないでいます。
ファンなら感じ取ってるであろう何かを見落としているんだろうなあ。。。

陣痛のエピソード、「陣痛も忘れるくらい面白かった!」ってことでしょうか。
もっと深遠な何かがあるのかなあ。
むずかしい謎です。。。(←にぶちん とーふ)


京極ワールドとしか言えない唯一な世界 BJ - 2005/07/16(Sat) 00:36:51 No.3963
とーふさん、こんばんは!
「姑獲鳥の夏」は、妊娠20ヵ月だったかの女性が出てきたりするので、妊娠とは縁がある話なわけですね。
京極堂シリーズの中では、トリックが単純なわりに、おお、これは!と思わせます。作家は処女作の中に見るべきものがある、のが分かる気もする一作かなあ、なんて思います。

京極堂の「うんちく」が、ものすごい量で、そこをどう乗りきるか。
私などは、登場人物それぞれにお馴染みになってしまって、そうなると、読むのが楽しみになります。
主役陣は、面白い人物ばっかりですよ!


公式サイトが面白い 又左衛門 - 2005/07/16(Sat) 14:11:45 No.3964
映画「姑獲鳥の夏」の公式サイトが 色々と興味をそそります。
古き良き昭和のノスタルジーとでも表現したいような、そんな雰囲気と怪奇趣味。
 実相寺監督は、TVのウルトラシリーズが有名ですが、私は彼の長編第1作映画「無常」(成人指定)を大学入学後すぐ見た時の思いでがあります。
何故か高校生と間違われ、館内で張りこんでいた補導員に危うく補導されかけた(笑)という、笑うに笑えない思い出です。何とも無粋なやつがいるもんで。
音楽がまた素晴らしい、不気味な感じがよく出ている、池辺晋一郎氏の作曲です。NHKの「N響アワー」で御馴染みの、現代を代表する音楽家。映画や大河ドラマの音楽をよく担当されてます。バーコード頭が特徴で、しょうもないダジャレさえ言わなきゃ、凄い人なんですがね(笑)。
思うに、姑獲鳥ってのは、昔は出産で死んだ女性が多かったという、死んだ女性の無念さが形になった化け物なんでしょ?
http://www.ubume.net/
この公式サイト見ていると、逆に原作を読みたくなってきます。


観てきました。 BJ - 2005/07/17(Sun) 07:51:32 No.3965
さっそく映画観てきました。新宿だと舞台挨拶があったのですが、ちょっと根性がなくて、銀座へ。丸の内TOEIというところですが、地下鉄の通る音がする映画館でした。

映画の舞台は、戦後数年経った、東京・雑司が谷です。雰囲気は、ありましたね。
姑獲鳥は、出産で亡くなった女性の執心、その解釈もあり、です。

がんばって映像化していますが、やはり原作を読んだほうが何倍も面白いです。2時間の映画では、原作のダイジェストにしかなりませんから。


薔薇十字 又左衛門 - 2005/07/17(Sun) 16:32:12 No.3966
BJさん そうですか。やっぱりもう行かれましたか。私の息子も昨日知らぬ間に、行き先も告げず見に行きました(笑)。

それで遂に私も原作本買いました!ところが最近、上下2巻の分冊になっているんですよ。そして2巻を合わせると、¥1100もするんですよ。
で、肝心のあの艷っぽい「姑獲鳥」のフィギュアの写真が載っていないんですよ!だから他の書店でオリジナルの文庫本を探すことにしました。なんたって¥800→¥1100の実質値上げですよ。べらぼうだよ。

ということで現在読書中。巻頭の「薔薇と十字の...」で思い出しました。中世ヨーロッパの秘密結社「薔薇十字団」。今年買った、渋澤龍彦の「黒魔術の手帖」に出ています。昔若かった頃、渋澤龍彦の世界に魅せられて、結構嵌まりました。

京極堂は、昔読んだ、ヴァン・ダインが創造したペダンチックな探偵・ファイロ・ヴァンスを連想します。とにかく物知りで饒舌。いい加減うんざりする二人の会話。読了できるかどうか。でもこれ読むより先に映画を見る気はしない。


読了まで頑張ってください BJ - 2005/07/18(Mon) 09:05:39 No.3967
いろんなパターンで本を出してますね。愛蔵版なんてのもあったり。分冊だと結局高価になるのは、要注意でしたのに…。

そう、ペダンチックなんですよ。学者ぶるというか、知識をひけらかすという。
ヴァン・ダインのファイロ・ヴァンス、有名ですね。読んでみたいと思いながら読んでいない作家なのです。アガサ・クリスティやエラリー・クイーンのほうに行ってしまって、そのまんま。





[3968] 実相寺! 投稿者:lalaki 投稿日:2005/07/18(Mon) 12:03:26 No.3968 [返信]
皆さん、横から失礼します。

いつの間にか、じっ、実相寺監督の話題になってたんですか!
こうなると黙ってはいられません。

私も、「ウルトラ・セブン」のフォークと間違えちゃったシーンから始まって、子供心にその独自の土着でモダン(?)なセンスに魅せられ、高校生になってからも(私は捕まりませんでした)「無常」「曼荼羅」「うた」(漢字が出せません!)
その後の、TV,映画、AVビデオにいたるまで、しっかりと着いて行ってるファンです。
数年前は子供に見せる為、「ウルトラマン・ティガ」の「花」「夢」のLDまで購入しました。

実はここフィリピンで、少数民族のドキュメンタリーの話が有った時、本気で実相寺監督を推薦までいたしました。
最後まで監督についていこう、と思っていたのに、話題の新作見るすべがありません、残念・・・


ウルトラの監督 BJ - 2005/07/18(Mon) 23:04:59 No.3971
lalakiさん、こんばんは!
実相寺監督、お好きなのですね。ウルトラマン世代には、思い入れのある人なのかもしれません。私もその世代ですが、それほどでもなかったりして…。

「姑獲鳥の夏」、海賊版でも何でも入ってきませんか?
…関係ないですが、日本では最近、映画上映の直前に「海賊版撲滅キャンペーン」のフィルムを流していて、うざったいったらないのです。ドクロ印が出るし、見たくないんですよね。

どこかで鑑賞できますように、祈っております!


ウルトラシリーズは不滅 又左衛門 - 2005/07/19(Tue) 00:11:48 No.3974
lalakiさん どうもです。そちらはさぞ暑いんでしょうね。
気温は何度くらいですか? こちら日本は梅雨が明けました。心配された渇水も何とか大丈夫みたいです。これからまた、台風の季節がやってきますね。

さてlalakiさんが日本を離れて何年経つのか存じませんが、相変わらず、ウルトラシリーズは毎週オン・エア中です。見てませんけどね(笑)。現在「ウルトラマン・マックス」となり、毎日曜朝。視聴率等不明。去年ですか、「ウルトラQ」の続編というか、新作というべきか「ウルトラQ・ダークファンタジー」という作品が作られました。残念なことに、TV東京系列の一部の局でオンエアされたのみで、当地では見れませんでした。実相寺監督も名を連ねておられます。

「無常」等ATG映画が好きでした。だいたい「無常」とエロ映画を一緒にしないで欲しいものです。あの映画でバッハのシャコンヌを覚えました。それからすぐ、シゲッティのLPを買って毎日聞いてました。


Re: 実相寺! lalaki - 2005/07/19(Tue) 13:04:34 No.3975
ボーさん、又左衛門さん、おはようございます。

前回、田舎から帰るバスの時間で焦っていたにもかかわらず、実相寺監督の名を見つけ、
アワテて返信したものですから「変身シーンの、フォークと間違えちゃった」は「セブン」ではなく
「ウルトラ・マン」でした、失礼しました。

というのも。この頃はWindowsの進歩のおかげか、ここフィリピンの
どんな田舎のネット・カフェでも日本語のHPが見れますし、
もっと気の利いたところでは日本語か入力さえできます。
スゴイ時代ですね。まったく。

さて、「海賊版撲滅」はここマニラでも、忘れた頃に突然やってきます。
多分、「ソデの下」を払わなかったりすると、ポリスが怒っちゃって
突然取り締まりが始まるのとか、そういったレベルだと思いますけど。

しかし、一頃は黒澤監督の「白痴」や、小津監督の「秋刀魚の味」
さらには私のマドンナ:森下愛子嬢の「十八歳、海へ」などどいう
驚くべきラインアップの日本映画DVDが出回っておりましたが、
この頃は、音楽DVDがノシておりまして、マニアックな話で
大変申し分けないのですが、
・CARSの’79ミュンヘンのライヴ・ガトー・バルビエリ(ブランドのラスト・タンゴ・イン・パリで有名なアルゼンチン人)のライヴ
・ニール・ヤングの嵐の石切り場でのライヴ
・ロキシー・ミュージックの’01ロンドンの再結成ライヴ
・カーティス・メイフィールドの’88ライヴ

などという、知ってる人はビックリするが、知らない人には
どうでもいい(十八歳・・もそうですが)DVDが怒涛の勢いで
P80−(160円!)で出回っております。

実相寺監督の「新ウルトラQ」!それも見たかった・・・
「無常」の田村亮のよるべなき無常感、忘れられません。
「テイガ」の「夢」でも同じキャラクターの青年が主人公でした。
まだ誰でもない青年の、キラメキを持った視点から見た、恐るべき現実の嵐と翻弄される青春。
天変地異も妖怪もセックスも怪獣も、恐るべき現実の嵐、という点では同じで、
さらに、それらに翻弄されつつも、そこに青春や人生の充実感さえもなぜか感じてしまう。

それが、実相時寺監督の世界の魅力のような気がします。
そういう点では、私の好きなフェリーニやヴィスコンティと同じレベルあるような気がします。


160円DVD! BJ - 2005/07/20(Wed) 07:57:32 No.3976
安いですねー!
ガトー・バルビエリ。やはり「ラストタンゴ・イン・パリ」で印象に残ってますね。というか、それでしか知らないというのが正しいですね、私には。

今回の「姑獲鳥の夏」は、原作をどう表現するかが大変だろうと思いますし、監督の他の映画をよく知らないこともあって、どのあたりが監督らしい映画なのかは分からなかったですね。





[3969] 呆れた たまげた ありえな〜い 投稿者:又左衛門 投稿日:2005/07/18(Mon) 14:42:56 No.3969 [返信]
最下位争いに低迷する、堀内巨人を見限った、ナベツネとフロント。
何とも無節操にも、かつて事実上解任した、原辰徳氏に新監督を依頼するとは! 呆れて声も出ませんわ(怒)
原も相当なめられたもんだ。まるで 長嶋さんの時とよく似ている。ファンとチームを馬鹿にするのもいい加減にしろ!
この間の長嶋さんの「天覧試合」もとんだ茶番だったけど、ここまで野球をコケにした話もないもんだ。
ナベツネ、お前が監督やれっ!


桑田も2軍落ち危機 BJ - 2005/07/18(Mon) 23:10:28 No.3972
又左衛門さん、こんばんは!
堀内監督を見限って、原監督? それは聞いてなかったです。
来季から、ということなら、ニュースが早すぎますね。
こういう虚人を好きでいることはありません。みんな他球団のファンになりましょう!





[3970] 姑穫鳥の夏見てきました 投稿者:しゅー 投稿日:2005/07/18(Mon) 21:30:14 No.3970 [返信]
「姑穫鳥の夏」、話題にもなっているし盛り上がっていますみたいですね。
私も今日見てきましたよん。

原作物が最近多いですが、その分脚本の未熟さを如実に感じます。原作が素晴らしい場合は特に…「これじゃー日本の脚本家は何してるんだ!」と思いますねー。
「姑穫鳥の夏」、私は原作読んでいないのですが、原作はきっと面白いんだろうなと思う分、なんと言うか…うーん。
日本の脚本家は、もっとドラマの勉強をして欲しいですね


2時間での脚本化は難しい? BJ - 2005/07/18(Mon) 23:18:31 No.3973
しゅーさん、こんばんは!
「姑獲鳥の夏」ご覧になりましたか!
原作が長いので、どうしても、はしょった脚本になるのは目に見えているのですが、謎解きは唐突になりましたね。
なんで知ってるんだよ、京極堂? と思ってしまうのは否めません。2時間では無理なんでしょうね。
原作を読んでいない観客には、親切とは言えないのは確かです。
あの調子で続編をやられたら、壊滅かもしれません。次の原作は、もっと長くて複雑なんですから。


映画と原作 又左衛門 - 2005/07/20(Wed) 12:37:01 No.3977
しゅーさん BJさん こんにちは。
どうも 原作を読んだあとに見る映画って「こんなはずじゃ」とか「あの役はこの俳優じゃない」とか、結構幻滅するというか、イメージ通りにはいかないものですね。

それは しょうがないと思います。だって、原作を読むときは、その場面や登場人物を頭の中で【脳内変換】しているわけですから。映画やドラマなど映像化された作品は、もうそれ以上は「変換」しようがないわけですから。これじゃ 殆どの作品は、原作に勝てっこないです。一部のSFX映画を除いて。日本映画なんて、出演する俳優も限られるわけですし...

やっぱり人間の脳が創り出す「イメージ」というものは、そこらへんの映像では凌駕できないものかもしれません。人により「想像力」には差がありますが。
そういう意味では、「ラジオドラマ」「FMドラマ」というものの方が、向いているのかもしれません。数は少ないですが、NHKなどでオンエアされています。耳で聞いて、イメージを膨らます。その方が刺激的かも。これに近いのは講談。怪談などホントに怖いですよ。


別物として楽しみ…たい。 BJ - 2005/07/21(Thu) 08:03:06 No.3978
原作のイメージは、映画では別物として観なければいけないですが、やはり考えてしまうのは仕方ないところですね。
映画でのイメージは、その監督やスタッフの考えたものとして、とりあえず尊重はしたいとは思います。
そのとおり、映像として、はっきり示されているから、そこから逃げようがないですからね。

ラジオドラマは想像力を刺激しそうですね。ほとんど聴いたことありませんが…。


Re: 姑穫鳥の夏見てきました しゅー - 2005/07/21(Thu) 16:59:01No.3979
BJさん、左衛門さん、こんにちは。
うちのスクールでも「企画書講座」などで原作物を探してくる宿題が出たりして、原作物の話は良く出るので、原作と脚本が変わるのは仕方ないと思うのですが、最近の脚本は本当にひどいですね。
ストーリーだけを追っているからそうなるのだと思うんですよ。脚本家が、原作者が誰に感情移入をしているのか、観客が誰に感情移入をしたいのか、ちゃんと把握していないからだと思います。

確かにラジオドラマの脚本は、映像のある脚本と違って、ナレーション命ですから、雰囲気のある小説や民話などは、向いていると思います。音だけなのである意味小説と同じですよね。でもねー、死ぬほどギャラ安いんですよ。よくスクールにもNHKFMなどから募集が来るんですが、こんなに長いの考えて、採用されても「お年玉」程度じゃなー…と思うと、ラジオの脚本にはイマイチそそられないのです(^^;

でも個人的には、ラジオも面白いと思います


ストーリーだけを BJ - 2005/07/22(Fri) 07:19:28 No.3980
追うというのは、それでもいい場合もあるでしょうけど、どうやって上映時間の中で上手く話をまとめるかの工夫が、面白みもあるのではないかと思います。

ラジオ脚本のギャラ、安いのですか。それでは、その分野は、なかなか発展しなさそうですね…。


ホムンクルス! 又左衛門 - 2005/07/23(Sat) 00:31:56 No.3981
書店に映画版「姑獲鳥の夏」のムック本が何種類か並んでいます。そのうちの1冊の巻頭に原作者・京極氏のコメントが載っていました。それによると、過去に何人か、映画化を試みた監督がいたらしいです。でも途中で殆どが挫折したらしい。だから、批判もいいけど、京極ファンは先ずは映画化できたことを素直に喜んだほうがいいと私は思います。

原作本、やっとほぼ半分まで読み進みました。途中「ホムンクルス」の文字が出てきて、京極氏(作者・あぁ ややこしい 笑)が渋澤龍彦の愛読者だということを確信しました。前半の「錬金術」談義といい、「薔薇十字」といい、間違い無い!(長井風・笑)。
ここまで来ると、全体の輪郭が朧気に見え隠れしてきます。何ともおぞましい全体像の予感....


過去の映画化挫折 BJ - 2005/07/23(Sat) 22:02:48 No.3982
という話は、今回の映画化の際、初めて聞きました。
いつ、誰が頓挫したのか、知りたいところです。
映画化できたのを喜んだうえで、批判は、しちゃいますね。なんだかんだ言うのが楽しかったりしますし。
京極さんは、映画は、作っている人のイメージを楽しめばいいのだ、みたいなことを新聞のインタビューで言っていたようです。





[3983] 地震列島の恐怖 投稿者:又左衛門 投稿日:2005/07/24(Sun) 12:09:40 No.3983 [返信]
BJさん 大丈夫でしたか?
それに 関東地方にお住まいの方々、被害はなかったでしょうか?
徐々に 東京に震源が近づきつつある、とは思っていましたが、こう早く現実になるとは! それも震度5強ですか!TV報道で見る限りでは、大した火災も無かったようでしたが....
まぁ まだ深夜ではなかったのが幸いでしたね。でも次に備えて色々と準備は必要かも....


ご心配ありがとうございます。 BJ - 2005/07/24(Sun) 20:59:41 No.3984
又左衛門さん、こんばんは!
いきなりで、びっくりしました。(たいていは、いきなりなんですけどね。)
あのくらいで済んでよかった、というのが本音です。
休日、夏休み、食事時でもない夕方、というので、混乱はまだ少なかったのでしょう。
備えは本気で考えないと…。





[3985] 幽霊の正体見たり.... 投稿者:又左衛門 投稿日:2005/07/26(Tue) 23:51:26 No.3985 [返信]

「姑獲鳥の夏」原作本 読了しました。
包み隠さず白状しますと、前半はかなり期待して読み進んだんですが、肝心の「謎解き」の部分で正直、納得いかない点がいくつかありまして、ややがっかりしました。私の想像した内容とはかなり異なっていました。だから駄目だというつもりはありません。解説を読むと、発表当時も賛否両論だったそうで。しかしその後のエンディングまでの畳みこむような薀蓄と描写は独特の「京極ワールド」とでも言いたい物があります。ミステリーとして成立しているか否かは別として、オリジナリティの魅力は認めます。
「姑獲鳥」の伝承をこのようにストーリーにしたという点に彼の非凡さを感じます。彼の話によると、発想は執筆の更に10年さかのぼるそうで....

映画を見に行こうか どうしようか...迷っています。夫婦で¥2000という割安券があるんですね。一人なら¥1800なのに。

次に「伊右衛門」読み始めました。難点は角川文庫は講談社のそれより、活字が小さくて読みづらいことなんですよ。でも彼の文体が好きなんで。季節的にもぴったりの作品ですが。


読了おめでとうございます! BJ - 2005/07/27(Wed) 08:17:37 No.3986
又左衛門さん、こんにちは!
納得いかないところがありましたか。私は気になりませんでしたが…というより気づいてないのかも?
夫がどうなったのか、という謎では、心理的なトリックが、すごく面白いと思いました。なにやら怪奇的でもありますし。
妖怪の伝承に絡めていく構成力は、すごいですね。

映画は、原作と別物として、あまり期待しなければ、いいかもしれません。
とくに1000円で観られるなら。原作を映画で、どう料理したのかという興味も持てますし。
ただ、他の映画でも観られる券なら、考える余地はありますけど。


Re: 幽霊の正体見たり.... lalaki - 2005/07/28(Thu) 13:13:28 No.3987
横から失礼します。

京極さんは美術系ですからね、その辺の整合性が今ひとつなのは
私も一応美術系ですから良く分かります。
最近ファミリー化したらしい、水木しげる師匠の漫画もまったく
そうではありませんか。

そういうことからいえば、実相寺監督なんか正にそのとおりで
「帝都物語」なんかは、その典型でしょう。

という訳で、見に行きたくてもいけない立場からうらやましくて
言ってる、ということもありますが、ここは一つ、そのイメージの
世界の構築を楽しむ、というコンセプトで見てきていただけないでしょうか?

厚かましいお願いですが、
実相寺応援団といたしましては、監督に成り代わりまして
お願い申し上げます。


凄い観客動員 又左衛門 - 2005/07/28(Thu) 13:57:16 No.3988
だそうです。映画「姑獲鳥の夏」の反響が予想以上とか。公式ブログで実相寺監督が「私は疑り深いので、こんなに観客が多いのが信じられない」と舞台挨拶で語ったとか(笑)。舞台には「ウブメ」も登場した様子です(笑)。最近の邦画としては異例の立ち見まで出たそうですね。

>lalakiさん どうも。
まぁ 期待せずに待っててください(笑)。
ここんとこ とんと映画館にはご無沙汰してまして。
一番の理由は、やっぱり日本の映画の料金が高すぎる点にあると思います。
海外はもっと安いんでしょ?
第2に上映されてまもなく、DVDレンタルで格安料金で視聴可能ということ。この間隔がどんどん縮まっていること。
そして、映画館まで行く時間がなかなか作れない。映画の都合に自分の都合を合わせるのが結構大変。
最後に、「どうしても映画館でみたい」と思わせる作品が減少していることかな? これは結構重要な問題。

SWだってエピソード1で失望して以来(まるで「影武者」のパクリだもん。ストーリーだって何がなんやら分かり難い)、見たいという気が起きません。エピ2はすこしはましになったけれど、これも「グラディエーター」のパクリみたいなもん。


映画館の楽しみ BJ - 2005/07/28(Thu) 23:03:46 No.3989
lalakiさん、こんにちは!
きっと観る機会はありますよ!(と無責任に言ってみたりする)

私は今年は、過去にないほど多くの本数を、映画館で観ている年です。
料金は高いですが、それを趣味としてお金をそこに使うことに納得しています。
DVDが出るまでは半年ほど待てばいいわけですが、映画館で観る醍醐味は、テレビで観ることには絶対に代えられない(少なくともその人の好みの映画など、一部の映画については)、そう思う人たちは、私も含めて映画館へ行くのではないでしょうか。
つまらない映画もありますけど、それもご愛嬌になってしまうのですねー。
テレビだけでは満足できない体質…なのかも。


映画の料金 lalaki - 2005/07/29(Fri) 19:22:58 No.3990
こんにちは。

又左衛門さん、
>一番の理由は、やっぱり日本の映画の料金が高すぎる点にあると思います。海外はもっと安いんでしょ?

お答えします。ここマニラではP80〜120−(日本円で160〜240円)です。私のこちらの感覚では物価は三分の一から五分の一といったところですから、600円ぐらいの感じでしょうか?
やっぱり、日本が高すぎるのは間違いないですね。

BJさん
私が中一の時に、大阪のOSシネラマ劇場で観た「2001年宇宙の旅」のあの感動!
それが今でも私を映画館に運ぶのです。
テレビじゃ、絶対にありません。


映画は映画館でが理想ですが... 又左衛門 - 2005/07/29(Fri) 23:14:13 No.3991
>lalaki さん どうもありがとうございます。
日本もシネコンで立派になったのは喜ばしいことなんですが、親子で映画を見るとしたら、大変な散財なんですよね、これが。別に交通費やら駐車料とか食事代も必要になるわけで。まぁ昔のトイレ臭い映画館のことを思い出せば、隔世の感はありますが(笑)。わが国ではあまり普及してませんが、ドライブ・イン・シアターというのもひとつの手段ですけどね。因みに米国の映画館の料金はどんなものなんでしょうか?確かlalakiさん、渡米された経験をお持ちだと思いますが。

>「2001年宇宙の旅」
高校の頃見て感動しました。あの映像にシュトラウスの音楽がよくマッチしていて驚きました。今でも映画館で見れるところがあるんですか?あの多感な頃、「ロミオとジュリエット」など名作が多かった。(先日、オリビア・ハッセーがNHKのトーク番組に出演されたのを見て、さすがに時の流れを痛感しました。でも美しかった。)また「男と女」のベッドシーンの大写しに高校生の私は戸惑いました(笑)


たしかに。 BJ - 2005/07/31(Sun) 00:20:29 No.3992
家族で観に行ったら、出費が大変です。
私みたいに毎週行くなんて、とんでもない話でしょう。私がノンキな独身者ゆえに、できることですね。

ただ、料金が安くなって、映画館がやっていけなくなっても本末転倒かもしれません。

もしも独身じゃなくなっても、映画館通いは、したいなあと思ってはいるのですが…^^;