ザ・リング2

THE RING TWO
監督 中田秀夫
出演 ナオミ・ワッツ  デビッド・ドーフマン  シシー・スペイセク  サイモン・ベイカー  エリザベス・パーキンス  エミリー・ヴァンキャンプ  ケリー・ステイブルズ
脚本 アーレン・クルーガー
撮影 ガブリエル・ベリスタイン
編集 マイケル・N・ニュー
音楽 ハンス・ジマー  へニング・ローナー  マーティン・ティルマン  トレバー・モリス
2005年作品 110分
評価☆☆☆★


楽しめた。ナオミ・ワッツ嬢、ばりばりの主演だもんね。
彼女、最近映画館で観た「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」では、ほんのちょっとしか出てなかったし、DVDで観た「ル・ディヴォース〜パリに恋して」でも、これほど画面に長く映っていたわけではないから。
それに、やっぱり綺麗だったし!
まあ、ミーハーで甘い私など、それで満足してしまいそうなところだが、映画としても面白く観たのだった。

まず、映像が綺麗。とくに「水」関係での映像の美しさが目立った
水を通して見える、揺らめく人の姿とか、水が空中に舞いあがっている場面とか。
中田監督には「仄暗い水の底から」という映画があり、これはかなり面白かったが、もしや彼は「水」を使うのが得意なのだろうか!? 水使い監督?
最後の、白樺かなにか(白っぽい木々)の森も綺麗だったなあ。
映画全体は、ていねいで端正な作りに思えて、好感が持てた。(こういうのは気にいらない人が逆に言うと「たいした盛り上がりがなくて面白くない」とかいう表現になりそうだが。)
日本からアメリカに乗り込んだ中田監督、うまくハリウッド資本を使って作り上げたなあ、と感じた。

序盤で、呪いのビデオに関わる女学生が可愛かった!(^O^) 
名前はエミリー・ヴァンキャンプ。名前、覚えとこっと。

子役のデビッド・ドーフマンは、前作「ザ・リング」に続いての出演だが、この子にはホラー系映画に似合いそうなムードがある。
それが映画のために作ったイメージなのかどうかは知らないが。なんとなく「オーメン」のダミアン役の子を思い起こしてしまった。

シシー・スペイセクがゲスト的出演で、ほんの少し顔を見せている。サマラの母親の役だ。
ただ、髪の毛が顔の前にかかり気味なので、あまりお顔を拝見できないのだが。
彼女でホラーといえば、「キャリー」だ。なんとなくホラー映画へのオマージュ的な意味合いがあるのかも。

脚本も、前作「ザ・リング」と同じ人。すでに「ザ・リング」の細かい点を忘れているので、話の整合性がどうなのか、はっきりとは言えないのだが、それほど変なところはなかったのでは?
あっても、いいでしょう。怨念たっぷりのサマラには、無理なことなどなかったりして。

エンドクレジットの音楽も、よかった。

それにしても中田監督。ナオミさんと、監督と女優の関係とはいえ、近くでお話しできるなんて、仕事でも、うらやましいぞ!




〔2005年7月3日(日) 池袋HUMAXシネマズ4〕


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