私が去年のベストに選んだ快作「スクール・オブ・ロック」を作ったリチャード・リンクレイターが、「がんばれ!ベアーズ」のリメイク作品を監督した、と知って、これは観てみたいと思った。
「スクール・オブ・ロック」では、子どもをうまく演技させていたから、この少年野球の映画でも期待は持てた。
で、予想通り、面白かったのだ!
ほとんど1976年のオリジナルと中身は同じらしい。監督の話では、いい脚本を直す必要は基本的にはない、ということだから。
昔のほうは、ウォルター・マッソーとテイタム・オニールが主演したやつだね。
私もオリジナル版は観ているのだが、なにしろ時間が経っているもので、ほとんど覚えていない。
つい先日、テレビ東京で放送したときに録画したので、あとで観て、どういう違いがあるのか確かめるつもり。
リメイク版では、ビリー・ボブ・ソーントンが、飲んだくれの、ろくでもないコーチの役。なんとなく、ぴったりなイメージかも。
救世主の豪腕ピッチャーの娘には、本当に野球をやっている子をスカウトしてきた。
彼女、サミー・ケイン・クラフトは、球速70マイル(約112キロ)を投げるという。
実際に投げるシーンを見ると、かっこいいのだ。変化球も投げるし、マジ、打てなさそうです!
オリジナル版のテイタム・オニールは、まだまだ子どもだったが、今回のサミーちゃんは、胸も大きくて、12歳の役にしては、発育十分すぎで、ナイスです。実際年齢は不明。
本来、野球選手だから、これで女優に転向、なんてことはなさそうな気がする。
オリジナル版のときは、3作シリーズで作られたが、今回、続編は…なさそうかな。
それにしても、日本で人気出てないね。
公開されてることすら、知られてないかも。
スカッと面白いし、子どもたちも、いろんな個性があって、観ていて楽しいと思うよ。
最後の試合は、いろいろヒネってあって、お、こういう展開になるか、と、うなってしまったりして。
飲んだくれコーチが立ち直るのか、だめだめチームが見違えるようになるのか。
ありがちなストーリーではあっても、けっこう感動するぞ。
映画とは関係ないが、私が観たのは「みゆき座」。「みゆき座」といえば、先日閉館したんじゃ?と思ったが、いままで「スカラ座2」だった劇場が「みゆき座」に改名したのだった。
大きな「スカラ座1」があって、並んで、はじっこに小さく「みゆき座」がある。ちょっと、こぢんまりした劇場である。
私が観たのは、字幕版上映のラストっぽかった。どうも現在は、日本語吹替版になっているのではないかな…。
字幕版にこだわる方には、ちょっと、いただけない話ですが…。
いつ公開が終わるか分からない(笑)ので、映画館に確認してから行ってね!