映画配給会社GAGA(ギャガ)の「公認ブロガー限定試写会」に当選して観た作品。
(Kさん、教えてくれてありがとう!)
夜6時台から始まる普通の試写会には、仕事の都合で絶対といっていいほど参加できない私だが、今回の試写はGAGAさんの試写室で夜8時から。
「イーオン・フラックス」については、以前にもブログで記事を書いていて、私は応募の際に、この記事のURLも添付した。GAGAさんも、お、こいつは、この映画、期待してるんじゃん!と気をよくして当選させてくれたのかもしれない。
前置きはさておき、今回の試写は「ブロガーさんに映画を観てもらって、ブログで宣伝してもらう」という趣旨。てことは、映画を、ほめなくっちゃいけないのか、というプレッシャーが、ちらほらと…。(しかも私の場合、星の数で点数まで付けてるからね。)
でも、嘘は書けませんね。
結論から言って、私は楽しみました。
とにかく、シャーリーズ・セロン嬢です!
彼女を見て楽しむ。(…てことは、彼女が好きでなければ…いや、そんなことはないか。)
フランシス・マクドーマンドさんも、ピート・ポスルスウェイトおじさんも、ちょっとしか出てきません。
しかもピートおじさんは、誰だよ、こりゃ?ってくらいに変装、いや、特殊老けメイクをしております。
両者とも、友情出演といったほうがいいような登場っぷり。
映画は近未来SFで、ウィルスによる人類死滅の危機を、かろうじて脱した後の世界。
その世界が、どんなふうに作られているのかを見るのも楽しみのひとつだろう。
監督が日系の女性で、そのせいか、建築が日本風だったり、カラフルな番傘?をさしていたり、庭に桜がたくさん咲いていたりする。
ストーリーは、けっこう大雑把(おおざっぱ)というか、ん、あれはどうなったの?
ん、あれは何なの? ん、何でああいうことするの? というところが見受けられる。
が、しかーし!
シャーリーズ・セロン嬢がSFヒロインに挑み、かっこよく活躍する。
それでいいじゃない!
それで無敵なのだ!
アクションも、まあまあ楽しめる…かな。
原作は1991年からMTVのアニメシリーズで放送されたもの。アニメでのイーオンは、背中から太ももにかけてはヒモパンのような衣装のみ、といっていいくらいの過激なコスチューム。露出度満点なのだ。
さすがにシャーリーズは、そこまでは、しません。
イーオンの仲間シサンドラに扮するのは、ソフィー・オコネドーさん。「ホテル・ルワンダ」でのドン・チードルの奥さん役が、まだ鮮烈な印象がある女優さんだ。
今回は、かっこよかったよ。
イーオンの妹を演じるのが、アメリア・ワーナーさん。25日から彼女が主演の「リトル・イタリーの恋」が公開される。
余談ながら、コリン・ファレルと4カ月で離婚した人でもありますね。
アメリアさんのほうは、それほど出番はない。
「キャットウーマン」でハル・ベリーが、最悪の映画に贈られるゴールデンラズベリー賞をとったが、同じようにSFヒロインを演じたシャーリーズもノミネートされそうなタイプの映画ではある。
ぜひ、ノミネート&受賞を願いたい。
ゴールデンラズベリー賞は、ほんとのクズ映画をこき下ろすだけでなく、大作や大物俳優が、ちょっとハズした?場合に茶化すような場合のノミネートがあるわけで、そういう受賞なら、とったほうが面白いと思うのだ。
(と書いておいたのだが、すでにラジー賞のノミネートは終わっていたのだった。選ばれていなかった。惜しいなあ。)
シャーリーズ・セロン嬢が好きな人、未来SFものが好きな人、あんまり考えずに90分近くアクション・ヒロインがかっこよさげに活躍する映画が観たい人、には、おすすめ!
ちょっと変わった近未来世界の雰囲気には、それなりに浸れる。