トリック 劇場版 2

監督 堤幸彦
出演 仲間由紀恵  阿部寛  片平なぎさ  堀北真希  平岡裕太  上田耕一  綿引勝彦  野際陽子  生瀬勝久  池田鉄洋  マギー司郎
脚本 蒔田光治
撮影 斑目重友
編集 伊藤伸行
音楽 辻陽
2006年作品 111分
評価☆☆★


BJ「観ちゃいましたよ。期待してなかったんですけど、いままで観てきたから、お付き合いって感じで」
山田奈緒子「ありがとうございます…って、よく考えたら失礼じゃないですかっ」
BJ「テレビ版をはじめて観たときは面白かったんですけど、ちょっと飽きたのかなあ。ワンパターンだし。それは、まあ、そういう作りなんだから、しょうがないのかもしれませんが」

山田「私のギャグは良かったでしょう? ね? ね?」
BJ「もちろんです。それだけが楽しみだったんですから。上田教授は、どうでもいいんです」
上田次郎「おーーーっと。聞こえちゃいましたよー。天才の耳はロバの耳」
山田「…違うだろ
BJ「あはは〜。この、奈緒子さんのつぶやきツッコミが、いいんですよね〜。しかし、上田さん、どこから湧いて出たんですか?」
上田「ま、それは私の力をもってすれば、なんてことはない。ボケとツッコミの件のことだが、私はボケ役だからな。ツッコミもできるが、この86番目の弟子に任せてあるのだ」
山田「またまた。上田さんの強がりは、どうしようもないですね。今回だって私がいなけりゃ何も解決しなかったじゃないですか」

BJ「今度の映画は、片平なぎささんと堀北真希さんがポイントでしたよね。ていうか、そこが新鮮なところで。しかし、片平さんの、あの手袋をギリリと歯でくわえて取る、という名場面のオリジナルは、若い人は知らないでしょうに」
上田「あれは『スチュワーデス物語』だな。私は、赤ん坊の頃に見ていた。かろうじて知っているよ」
山田「どんな赤ん坊だ!
BJ「あとですね、『よろしくね!』っていう決めゼリフ&決めポーズ、私は、まるっきり笑えないんですけど。『トリック』独特の、ゆるい笑いにさえ、ならない。つまらないです」
山田「お笑い芸人の、『ゆーとぴあ』のネタですよね。私も面白いとは思わないです。きっと監督が、おもしろ…」
上田「おおーっと! YOU、その先を言ってはいけない! 言ったら、次回作から降ろされるぞ」
山田「えええー! 今回で終わりじゃなかったんですか? 映画の中でも、そう言ってたじゃないですか!」
上田「YOUは気づかなかったのか。終わり、と出たが、隣に小さ〜く「か?」と書いてあったんだ」
山田&BJ「うっそー!」

BJ「劇場版の『1』のときも思ったんですけど、テレビで観るのと変わりないなあ、と。パート3が出来ても、今度は観に行かないかもしれません」
山田「そんなあー。来てくださいよ。私と上田さんの関係がどうなってるか知りたいでしょ?」
BJ「それは、ちょっと知りたいですね」
上田「どうなってるかなんて、どうもなってるわけないだろう。言いがかりは、よしたまえ」
山田「何が言いがかりなんですか。日本語間違ってますよ

BJ「はいはい、もう、長くなりそうなので、この辺で終わりたいと思いますが、最後に言いたいのは、たとえインチキ超能力者であっても、その人を信じていた人たちにとっては、インチキが暴かれなかったほうが幸せだった面もあったのではないか、ということを、ときに『トリック』は思わせてくれました。あ、これはテレビシリーズも含めての話ですけどね。事件が解決しても、そういう割り切れなさみたいなものが、たまにあるのがいいんですね」
上田「なかなか、いいところを突いてるじゃないか、きみは」
山田「うにゃにゃにゃ〜
上田「YOUは猫か!」

BJ「…。えと、最後に、奈緒子さんに決めゼリフをお願いしたいんですが」
上田「私はいいのかね」
BJ「決めゼリフ、ありましたっけ?」
上田「いや、ない。ん、あったかな?」
山田「上田さんは引っ込んでてください。じゃ、行きます。
おまえたちのやってることは、何から何まで、すべて、ぜーんぶ、まるっと、お見とおしだ!
BJ「わーい。たくさんセリフ足してくれてありがとうございます。目の前で見ることができて嬉しいです! どうも、おふたかた、ありがとうございました!」

上田「決めゼリフ、あったよ。どーんとこい!
山田「きゃははは、お父さんみたい」
上田「それは真希ちゃんのセリフだろ! まったく意味が通じないぞ!」
BJ「あのー、もう終わりに…」

出演:山田奈緒子(仲間由紀恵)、上田次郎(阿部寛)、BJ(本人)




〔2006年7月1日(土) ワーナー・マイカル・シネマズ 大井〕


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