公開少し前まで、この映画のことは知らなかった。
マーベル・コミックス(いわゆる「アメコミ」の中のひとつですね)の漫画の映画化と聞いて思ったのは、まだ映画になっていないキャラクターがあるんだなあ、ということ。(よくよく考えたら、まだ、きっと、いっぱいあるんじゃないかと思う。)
え? バイクに乗ってる男で、そのバイクのタイヤが燃えてて、顔…顔も!
燃えてるじゃん! しかもドクロぉぉ!?
…という写真をチラッと見まして。
で、演じるのは、ニコラス・ケイジなんですねー。
なんだか、トンデモ映画のような疑いもあるけれど、おもしろそうでもある。
そういうわけで、行ってきました!
ニコラス以外の出演者も知らずに。。。
おもしろかったよ。
炎のバイクが疾走したあとは、道路は壊れる、街並みは崩れる、で、いい迷惑です。
いいヤツなのに、これじゃ捕まってしまうよ、と思ったら案の定、警察に追いかけられてた。(笑)
刑事に目をつけられる(ニコラス)ケイジ。(笑×2)
だいたい、彼がゴーストライダーになった理由というのが、詐欺みたいなもの。
父親の病気を治したいか? だったら契約するか? というメフィストフェレス(悪魔か?)の話に、適当にOKしたのが運の尽き。まだ少年の頃だし、若気の至りである。
さらには、オヤジの病気が治ったはいいけれど…メフィストフェレスの仕打ちは、これが詐欺でなくて何であろう!?
あんた、人間じゃねーよ!(あ、悪魔か。)
えー、観たあとに調べたら、ナント! ピーター・フォンダが出演していた! それが詐欺師野郎ですかあ?
バイクといえばピーター。ピーターといえばバイク。映画「イージーライダー」(1969年)を知っている人ぞ知る、ですね。
あ、でも今回はバイクには乗ってなかったかな?
夜になると変身してしまうケイジ。悩むケイジ。
愛しの彼女に、信じられないような事実を話してはみるものの…。
そうなんです! この彼女が、よかったのだよ!
エヴァ・メンデスさんという。ジェシカ・アルバ嬢もそうだけど、ヒスパニック系というかラテン系の入ったような顔立ち、いいですねー。大好き!
いやー、観て得した! もうけ、もうけ!
新旧2人のゴーストライダー、かたや馬にまたがり、かたやバイクに乗り。
この2人が一緒に走る場面、無理がないですか?
バイクと同じ速さで走るお馬さんなんでしょか? 調べたところ、馬の時速は60キロメートル平均らしい。
やっぱりバイクのほうが速いでしょう。
でも、この2ショット、いいですねー。メルヘンチックです。(そうか?)
ヒーローが映画の最後に見せる選択は、ちょっと意外だった。いいのかなあ、それで。
他人事だから、まあ、いいか。
観ていて、おもしろい娯楽作品だから、それだけでいいや、という映画。