ゴーストライダー

GHOST RIDER
脚本・監督 マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演 ニコラス・ケイジ  エヴァ・メンデス  ウェス・ベントリー  サム・エリオット  ピーター・フォンダ  ドナル・ロ−グ
撮影 ラッセル・ボイド
編集 リチャード・フランシス=ブルース
音楽 クリストファー・ヤング
2007年 アメリカ作品 110分
評価☆☆☆


公開少し前まで、この映画のことは知らなかった。
マーベル・コミックス(いわゆる「アメコミ」の中のひとつですね)の漫画の映画化と聞いて思ったのは、まだ映画になっていないキャラクターがあるんだなあ、ということ。(よくよく考えたら、まだ、きっと、いっぱいあるんじゃないかと思う。)

え? バイクに乗ってる男で、そのバイクのタイヤが燃えてて、顔…顔も!
燃えてるじゃん! しかもドクロぉぉ!?
…という写真をチラッと見まして。

で、演じるのは、ニコラス・ケイジなんですねー。
なんだか、トンデモ映画のような疑いもあるけれど、おもしろそうでもある。
そういうわけで、行ってきました!
ニコラス以外の出演者も知らずに。。。

おもしろかったよ。
炎のバイクが疾走したあとは、道路は壊れる、街並みは崩れる、で、いい迷惑です。
いいヤツなのに、これじゃ捕まってしまうよ、と思ったら案の定、警察に追いかけられてた。(笑)
刑事に目をつけられる(ニコラス)ケイジ。(笑×2)

だいたい、彼がゴーストライダーになった理由というのが、詐欺みたいなもの。
父親の病気を治したいか? だったら契約するか? というメフィストフェレス(悪魔か?)の話に、適当にOKしたのが運の尽き。まだ少年の頃だし、若気の至りである。
さらには、オヤジの病気が治ったはいいけれど…メフィストフェレスの仕打ちは、これが詐欺でなくて何であろう!?
あんた、人間じゃねーよ!(あ、悪魔か。)

えー、観たあとに調べたら、ナント! ピーター・フォンダが出演していた! それが詐欺師野郎ですかあ?
バイクといえばピーター。ピーターといえばバイク。映画「イージーライダー」(1969年)を知っている人ぞ知る、ですね。
あ、でも今回はバイクには乗ってなかったかな?

夜になると変身してしまうケイジ。悩むケイジ。
愛しの彼女に、信じられないような事実を話してはみるものの…。

そうなんです! この彼女が、よかったのだよ!
エヴァ・メンデスさんという。ジェシカ・アルバ嬢もそうだけど、ヒスパニック系というかラテン系の入ったような顔立ち、いいですねー。大好き!
いやー、観て得した! もうけ、もうけ!

新旧2人のゴーストライダー、かたや馬にまたがり、かたやバイクに乗り。
この2人が一緒に走る場面、無理がないですか?
バイクと同じ速さで走るお馬さんなんでしょか? 調べたところ、馬の時速は60キロメートル平均らしい。
やっぱりバイクのほうが速いでしょう。 
でも、この2ショット、いいですねー。メルヘンチックです。(そうか?)

ヒーローが映画の最後に見せる選択は、ちょっと意外だった。いいのかなあ、それで。
他人事だから、まあ、いいか。

観ていて、おもしろい娯楽作品だから、それだけでいいや、という映画。




〔2007年3月11日(日) 日比谷スカラ座〕


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