ダイ・ハード4.0

LIVE FREE OR DIE HARD
監督 レン・ワイズマン
出演 ブルース・ウィリス  ジャスティン・ロング  ティモシー・オリファント  クリフ・カーティス  マギー・Q  メアリー・エリザベス・ウィンステッド  ジョナサン・サドウスキー  ケヴィン・スミス
原案 マーク・ボンバック  デヴィッド・マルコーニ
脚本 マーク・ボンバック
撮影 サイモン・ダガン
音楽 マルコ・ベルトラミ
編集 ニコラス・デ・トス
2007年 アメリカ作品 129分
評価☆☆☆☆


はじめは、あまり観る気がなかった。いまさらダイ・ハード、12年ぶり?でもあるまいと。
でも、評判がいいようだし、前売券もまだ売ってたし、ひとつ観てみるか。そんな気分で映画館。

…おもしろいじゃないか!
最初っからアクション全開で、とどまるところを知らず。
ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)のタフネスぶりは、これまでのシリーズをしのぐだろう。(過去の作品をはっきり覚えているわけではないが。)
普通、生きてないだろ、と思うところでも、ヤツは生きのびている! 前作から干支(えと)が一回りした年齢とは思えない。(笑)

今度の事件はサイバーテロ
陰謀とは知らずに協力したハッカーを抹殺していく、悪の組織。
狙われたひとり、マット・ファレル(ジャスティン・ロング)を偶然に助けることになったマクレーン。

テロ組織にしてみれば、マクレーンが関係したために、ヤツひとりだけのために、計画を次々とぶち壊される。災難である。
いや、そんなことを言ってはいけない。世間にとってはラッキーだ。

パソコン操作で社会のさまざまな仕組みを狂わせて、パニックに陥れることが、ずいぶんと簡単にできてしまうことは、観ていて恐ろしい。
便利になったのはいいが、いったんコンピューター制御がおかしくなったら、どんなことになるのだろうかと背筋が寒くなる。
マジに、人間社会は少しだけアナログに戻ったほうがいいのではないか。

アクションは、とにかく、すごい。よくぞ、ここまで、と呆れるほど。
ヘリコプターやジェット戦闘機と戦っちゃうんだから、マクレーン。少し超人すぎるきらいもあるが、そういうアクションを、ただ楽しめばOK。
ドラマを観に来たんじゃないし。
アクションだけで、おつりが来ます。

マクレーン=ウィリスの相棒役を務めたジャスティン・ロングは、自然体(?)で好演。
マクレーンの娘(演じたのは、メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、父親譲り、いや、母親譲りでもあるのか、気の強いタフなお姉ちゃんでした。もしかして、過去の作品で娘役だった女優がそのまま出ているのかも、と思ったけど、交代してましたね。

悪の首領の男の恋人兼片腕ともいえる彼女メイ・リンには、マギー・Q。「M:i:V」にも出ていたし、「グータンヌーボ」でも見たぞ!(テレビ番組のバラエティです。優香さんと国分佐智子さんと一緒にトークしてました。)
この映画では、役柄がワルの側なので、末路はどうなることやら…と心配ですね。どうなるか知りたい方は、映画をどうぞ!

さて、ここまで大迫力アクションシーンの「つるべうち」ムービーを作ってしまったら、続編は、ちょっと無理なのではなかろうか。
こうなったら、マクレーンの娘が刑事になって活躍する話にシフトチェンジだ!(マクレーンは「オレも、もう年だからな」とヘルプに回るのだった!)




〔2007年7月22日(日) 日劇1〕


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