ファンタスティック・フォー:銀河の危機

FANTASTIC FOUR:RISE OF THE SILVER SURFER
監督 ティム・ストーリー
出演 ヨアン・グリフィズ  ジェシカ・アルバ  クリス・エヴァンス  マイケル・チクリス  ジュリアン・マクマホン  ダグ・ジョーンズ  ケリー・ワシントン  アンドレ・ブラウアー
声の出演 ローレンス・フィッシュバーン
脚本 マーク・フロスト  ドン・ペイン
編集 ピーター・S・エリオット  ウィリアム・ホイ  マイケル・マカスカー
音楽 ジョン・オットマン
2007年 アメリカ・ドイツ・イギリス作品 92分
評価☆☆


うー、たいして面白くなかった。
ジェシカ・アルバ嬢も、なぜか、これまで私が感じていたような魅力に欠けていたように思う。
なぜ?と聞かれても、これは感覚的なものなので、説明はできません。
お話の面白くなさが、彼女の魅力まで半減してしまったのか。はたまた、マイナスの相乗効果か?

つまり、ジェシカちんとヨアンくんが結婚式を挙げようとしているけど、ちょうど地球の危機やらなんやらのせいで、いつも邪魔が入ってしまう、というのと、地球にやってきたシルバー・サーファーを捕まえようとするのと。そういう話。
ストーリーは単純。

いちばん目立つのが、シルバー・サーファーなのだ。ファンタスティック・フォーのメンバーであるヒューマン・トーチが追いかけるけど、かなわないし…。

ファンタスティック・フォーの活躍にしても、観覧車が倒れそうになるところだけのような。
彼らの能力で人々を救うのを見せるために、わざわざ観覧車を倒したようなもの。
もしかして私ひとりだけであっても、観客に、そう思わせてしまっては、いけないでしょう。
つまり、観覧車が倒れなければ、ほとんど見せ場がないような印象なのだ。

オープニングとラストに、日本に関係する場面があるのは、もしや、映画鑑賞で多額のお金を落としてくれる日本に対する、お得意さまサービス?
にしても、ビミョーにズレてる感があって苦笑。

とにかく、主役がシルバー・サーファーみたい。
つまらない脚本に、監督の力量も合わさったのか、この盛り上がりのなさ。

これでは、先日観た、おもしろいB級「プラネット・テラー」より、数段つまらないし、ジェシカちんのプロモーション映画「イントゥ・ザ・ブルー」を観ていたほうが、よっぽどいい。

笑えたのは、いわばファンタスティック・フォーの生みの親、マーベル・コミックの親方、スタン・リーが結婚式に招待されていない、というので追い返されたところ。
本物のスタン・リーなのに。(笑)




〔2007年9月24日(月) ワーナー・マイカル・シネマズ 大井〕


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