なんだかね、つまらなかった。私には。
主役の男は、とりたてて特徴ないし(顔も思い出さない)、クレア・デインズも、いまひとつだし…。
いいのはミシェル・ファイファーくらいですか。
ナレーションがイアン・マッケランでも、結局は誰でも良かったかな、でしかなかったし。
ロバート・デ・ニーロの海賊(空賊?)も、何あれ? どういうキャラしてるわけ?
一応、伏せておくけど、笑わせ(ようとしてい)る場面でも、笑えない。シラ〜ッとなってしまいました。(私は、ですよ。あくまでも。)
デ・ニーロがチャーリーに(役名忘れたので、俳優の名前にしておく)剣術を教えたりして、仲良くなってる場面。よく恥ずかしげもなく、そういう、ありふれた展開にするね。ダサい。
王子の兄弟が、ぞろぞろと幽霊になってるのも、なにもおもしろくない。ユーモアのつもりだろうけど。
なんだか、狙った線が、いちいちイケてなく、微妙に途中で折れて曲がってそのまま消滅していたような気がしたのだな。
観ている間に思ったことで、どこがどうだとは、観終わった今では、あまり思い出せなくて、あいまいな話で申し訳ないのだけど…。
全体の印象ですね。
支離滅裂とまでは言わないが、散漫な印象は、かなり受けた。
IMDb(The Internet Movie Database)で10点満点の8.1点とは、まったく信じられない。自分の感覚との相違に唖然とするばかりだ。
ピーター・オトゥールのゲスト出演は見ものだけど、ほんの少し。
どう考えても、ミシェル・ファイファーの、老醜メイクどんとこい!魔女が生き生きとして貫禄もあり、良かった。ということだけしかない。
監督がマシュー・ボーンと聞いて、舞台の演出などで有名な人だと思いこんでいたのだが、今、調べて知ったところでは、舞台で有名なほうは
Bourne という綴りで、こっちの監督は Vaughn だ。
なんだ、違う人だったのか…。
区別するために、こっちは「ヴォーン」と書いておこう。
(ちなみに、まっと・でいもんが演じるボーンは
Bourne のほうだ。)
今年の100本目がコレになったのは、ちょっと惜しい。