冒頭の「マトリックス」の技術を使った３０秒の大爆発シーンというのがすごい、というウワサだったが、どうということもなかった。ウワサや宣伝を鵜呑みにしちゃいけないと改めて実感。そういうシーンに慣れてしまって、ちょっとのことでは驚かないということもあるかもしれず、それも少々さみしいものだが。

ジョン・トラボルタ、ちょっとワルそうで正体がはっきりしない男の役が似合う。
この男が、麻薬局が捜査のために作ったダミー会社が稼いで宙に浮いているヤミ金を頂戴しようと企む。そのために協力させられるのが天才ハッカーのヒュー・ジャックマン。「X-メン」のときとは違って、素顔だった（いや、ふつうはそれが当たり前なのだよね）。
そして、トラボルタの女の役で、ハル・ベリーも出ている。彼女も「X-メン」の仲間なんだよねえ。
これって、X-メンの変装潜入捜査？と思ってしまったりして。

それに、ドン・チードルが捜査官。彼は「トラフィック」でも捜査官だったでしょう。上手い俳優さんなんだけど、どうしても「トラフィック」がだぶって見えてきてしまった。

そして、バスが○×したのには驚いた。これは本当に○×してるのだと、どこかに書いてあった。でも、危なすぎるよ、これは。○×を、どうしても知りたい人は、ネタばれページへ。ただし、観るときに驚きがなくなりますよ。

事件が済んだと思ったら…これも、けっこう読める展開。
終わってみると、あ、もう終わり？短かったなという印象で、飽きはしないけれど…。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔２００１年１２月１日（土）　ワーナー・マイカル・シネマズ　大井〕



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