ジェシカたんの映画は観ます。たとえ変なタイトルでもおっ!
これ、アゲメンでなくてアゲチンでしょーが。イケメン方面に表現が逃げたね。
しっかし、エロ・コメでしたね。
エロチックなコメディ。セックス・コメディ。しかも下品。
主役の2人じゃなくて、主役の男の友人の整形外科医の言うことが、いちいち下品。
ユーモアも何もない。
ラストで、いいことするけど、そんなの以前に、こいつの人格を見下げてるので、気分よくもない。
友人の前だけで、くだけた話をしてたのは分かるが、それにしてもねえ。
歯科医のチャーリー(デイン・クック)は、子どもの頃に、「彼と一夜を共にした女性は、彼の後に『運命の人』と出会う」という呪いをかけられる。
つまり彼は、一夜を共にした女性とは、必ず結婚まで行かない、ということになるわけだ。
そのアイデアは、まあ、いいとして。
彼が出会ったのは、動物園でペンギンの世話係をしているキャム(ジェシカ・アルバ)。この彼女が、絵に描いたようなドジっぷり。
結婚式では飲み物をはね飛ばすわ、ペンギンの池に落っこちたときに歯を欠いたり、キーを中に置いたまま車のドアを閉めたり、スカートをこれまた車のドアに引っ掛けたり、キャムも歩けば柱に当たり引っ繰り返ったり、と、これでは一緒にいる人も、彼女自身も、命がいくつあっても足りないだろうというアブナさ。
チャーリーの呪いの噂が広がり、運命の男とめぐり合いたい女性が、彼のもとに殺到。モテモテ状態になるチャーリー。
一夜を過ごして、あとくされなく終わり、というシチュエーションが次々に来るんだから、遊び人であれば夢のような話。チャーリーも、これは人助けでもあると考えたりして、一時は割り切って励む(?)が…。
しかし、キャムとはベッドを共にできないジレンマ。事情を知らないキャムに嫌われまいと必死なチャーリー、なんだかキャムのストーカーじみてくる。
さて、どうなりますやら。という話。
マーク・ヘルフリッチという人、「レッド・ドラゴン」(2002年)や「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」(2006年)で編集をしていて、本作が初監督だという。
ジェシカたんしか見るところがない映画だが、その彼女もなんだか、いまひとつに思えて…。やはり、映画が、もうひとつなせいかも。