ポール・バーホーヴェン監督の「スターシップ・トゥルーパーズ」は大好きで、続編のB級作品「スターシップ・トゥルーパーズ 2」も映画館で観た。
こうなりゃ、「3」もお付き合いしないと。
ということで、初日に観ました。池袋のシネマ・ロサ。銀座のシネ・パトスまで行こうかと思ったが、近いほうで。
どちらも似たような、小さめの映画館。あとは新宿ジョイシネマでのみ上映? この第3作目、扱いが寂しいぞ。
思ったとおり、空いてるし。
人間対バグズ(巨大な虫みたいなヤツ)の戦争は続いていた。
新種を生みながら攻勢をかけるバグズ。
1作目のヒーロー、ジョニー・リコ(キャスパー・ヴァン・ディーン)が登場。彼は2作目には出ていなかった。
大佐である彼は、ある星での対バグズ指揮官(らしい)。
司令官がその星に視察にやってきた日、電気系統の故障でバリアが消え、バグズたちが基地に侵入してくる。
司令官一行は、からくも脱出するが、バグズのいる星に不時着、6名の生存者は砂漠をさまよう。
いっぽう、リコはパワード・スーツ「マローダー」を使用する部隊を率いることに…。
原題の副題にもある「マローダー」。ガンダムみたいなロボット風スーツ(ガンダムさえよく知らないけど、そんな感じじゃないかな)だが、ラストで少し活躍するだけ。
ちょっとチャチに見える場面もあり、案外たいしたことがない。
詳しい仕組みも解説なしだしねー。
リコよりも、砂漠でサバイバルする一行のリーダー、ローラ(ジョリーン・ブラロック)のほうが、どちらかというと主役に思えた。
しかし、どう見ても、やっぱりB級の出来。物語的に、A級にはならないのかな。
じゃあ、1作目は何だ? なぜ快作になりえたのか。戦闘のすごさは1作目のほうが勝(まさ)っていたと思う。そのうち見直してみようか。
ポール・バーホーヴェンが製作総指揮ということだが、これで満足しているのだろうか。B級でいい、と最初から思っているのかも。
地球連邦軍の、あなたも軍隊へ入ろう的な、プロパガンダ放送が、かなり多く挿入されていて、1作目の戦争批判精神は盛り込んでいる。
そういえば、1作目で出てきた「頭脳バグ」、まだ生きていて、出てきます。
これがまた重要な役割を担っていたのでした。なるほど〜。