「スター・ウォーズ」の実写シリーズでは、あまり触れられていなかった
クローン戦争。
そのなかの1つのエピソードを、
アニメーションで見せる。
予告編は何度か観ていて、それだけでは、どんな出来なのか分からなかったが、実写のシリーズは全部観ていることだし、と思って観に行ってみた。
クローン戦争は、以前、アニメーションで見た(
「スター・ウォーズ クローン大戦 VOL.1」、
「スター・ウォーズ クローン大戦 VOL.2」)けど、それとは違う場面なのかな、などと、ちょっと考えつつ。
期待しないわりに、というか、期待しなかったから、というか、
なかなか面白かった。
なにしろ戦時中でもあり(?)、ほとんどのシーンは戦争関連。
人間ドラマ的な部分も、戦争の中で、といっていいくらい。
話の中心となるのは、アナキン・スカイウォーカーと、彼のパダワン(ジェダイの修業中。つまり弟子ですね)であるアソーカ・タノの師弟愛。
アソーカのキャラクターがいい。立派なジェダイになるためにアナキンについて修業するわけだが、ちょっと無鉄砲だったり、でも、私が(アナキンを)守る、と言って頑張ったり。
14歳の女の子らしくもあり、かわいいのだ。
たまに、師匠のアナキン・スカイウォーカーを、あだ名で
“Sky guy”(スカイ・ガイ)と呼んだりして、もう。
これ、日本語字幕は
「スカぴょん」! いいぞ、これ!
この師弟の、デコボコ・コンビが楽しい。
アソーカって、実写版では出てきてないよね?(あっても記憶がないのか?)
ストーリーは、ジャバ・ザ・ハット(なつかしやー、巨大ナメクジのお化けみたいなの)の子が誘拐される。共和国軍は、これを救出するのと引き換えに、ジャバが握る辺境の交通権を得ようとする。しかし、この誘拐には裏があった…というもの。
本作は、この出来事の一部始終を描く。このあと、
テレビシリーズが続くとかいう話も聞くが、どうなんでしょうか。
パドメ・アミダラが、ちょっと登場したのは、うれしかった。実写版は、
ナタリー・ポートマンお嬢さまですからね。アニメも、ナタリーに似たふうでした。
メイス・ウィンドゥは活躍なし。ヨーダも。
飽きずに観られて、動きもいいし、上出来なのでは。