アイズ

THE EYE
監督 ダヴィド・モロー  ザヴィエ・パリュ
出演 ジェシカ・アルバ  アレッサンドロ・ニヴォラ  パーカー・ポージー  フェルナンダ・ロメロ  ラデ・シェルベッジア  レイチェル・ティコティン  オッバ・ババダンテ  クロエ・グレース・モレッツ  タムリン・トミタ
オリジナル脚本 オキサイド・パン  ダニー・パン  ジョージョー・ホイ
脚本 セバスチャン・グティエレス
撮影 ジェフリー・ジャー
編集 パトリック・ルシエ
音楽 マルコ・ベルトラミ
2008年 アメリカ作品 98分
ゴールデントレイラー賞…最優秀ホラーポスター賞(1枚もの)
ティーン・チョイス賞ホラー・スリラー女優賞…ジェシカ・アルバ
評価☆☆☆★


おもしろかった。
ジェシカ・アルバさんの映画は見逃したくないので、「レッドクリフ」などを差し置いて初日に観た。

公開映画館が少なくて、歌舞伎町の映画館はめったに行かないのだが、「新宿ミラノ3」という劇場にはじめて入った。古そうだけど、前の人の頭が邪魔にならないのはよかった。

映画「the EYE【アイ】」(2002年)のリメイク。私はオリジナルを見ていないが、元の話がおもしろかったといえるのかも。

盲目のバイオリニストのジェシカたんが、角膜の移植手術を受ける。この映画はホラーだし、ここで、ははあ、そのせいで、何かが見えるようになるんだな、と察しの悪い私でも気づいた。案の定。

見せ方が、うまい。こういう怖さに映画で多少慣れているせいか、怖いことは怖いのだが、おもしろい、というほうが強い。

角膜移植の直後は何となく目がはれぼったくて、ジェシカたんの顔がちょっと変わって見えたのも新鮮。私には、彼女は映画によってそれほど魅力的に見えないときもあるのだが、本作はよかった。
ジェシカたん以外には大物俳優が出ていないし、彼女が画面に映っている時間が長いので、これは嬉しい。

中盤での、ある場面。そこは予想外で驚いた。ここまで引っ張ってきて、やっと見せたのか!と、うなりましたね、私は。(もちろん実際に、うなったわけではなく、心の中ですが。)

ただし、終盤の大規模な惨事は、ちょっと、ありふれているというか、ありがちというか、ハリウッド風というか。(オリジナルでも同じなら、ハリウッド風とはいえないけれど。)
その結果、彼女がどうなったか、というのも、それでいいのかなあ、そのほうが幸せなのかなあと感じた。そうならないほうが私はよかった。
オリジナル版をチェックしてみたくなった。

ジェシカたんの映画、といえるから、ファンなら、かなり楽しめると思う。満足。




〔2008年11月1日(土) 新宿ミラノ3〕


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