えーと、困ったなー。お友達ブロガーさんなど周囲では、これ好きっぽい方が多いみたいで。
決してコメディー嫌いじゃないと思っている私だが、あんまり笑えないので、コメディー嫌いじゃないのは気のせいかと、悩んだりして?
確かにね、「何とかカーペット」っていうお笑い番組があるが、私に審査員をさせたら、「大笑」なんて、ろくに出さないんじゃないかと思う。なんで、あんなものにあんなに単純に笑ってるのか、とか思っちゃう。でも、「エンタの神様」は、わりと面白いのがあると思うので見てたりする。
最近面白いのは「ナイツ」とか。「芋洗坂係長」は、すごいなあと感心したり。
ベトナム戦争を描く映画撮影のため、スター3人がベトナムのロケ地へ。落ち目なアクションスターのスピードマン(ベン・スティラー)は、人気盛り返しのチャンスにかける。下品なコメディーに出ているポートノイ(ジャック・ブラック)も出演。なりきり演技派のラザラス(ロバート・ダウニー・Jr)は、黒人役のため、肌を黒くする手術まで受けての出演。若手監督はスターたちをまとめられず撮影は進まない。プロデューサー(ある大物ゲストスター)に怒鳴られた監督は、ストーリーの原作者の助言をうけて、リアリティーを出すために、主演俳優たちをジャングルに放り込む。しかし、そこは本当に危ない敵がいる危険地域だった…。
全米で公開されると、それまで独走状態でトップ1だった「ダークナイト」を抜く興行成績を残した。
本編の頭についている数編の予告編などは、面白いアイデア。スピードマン、ポートノイ、ラザラスたちの主演映画の予告編は楽しい。トビー・マグワイアが出てきたのには、びっくり。
本編では、超大物ゲストが素晴らしい。これ、誰だか書いたっていいんだろうけど。
けっこう、ちまたでは、ばれてるし。でも、変装していて、見ていても最後に名前が出るまで気づかない人もいるかもしれないから、ここでは伏せておこうか。
この大物ゲストが、いちばんインパクトあったね。主演トップの位置に置いてもいいんじゃない?
あの、悪口雑言の連発休みナシのマシンガン毒舌のアクの強さは、存在感抜群。しかも、ダンスは脳裏に焼き付くような、変な見もの感が充満しすぎて、あふれだし状態。(?)
この映画の、この人は、見て損はナシ! もともと好感度がある人だけど、こうまでノリノリでやってくれると、プロフェッショナルたるもの、かくあるべき! と目を見開かされた思いがしそう。(するんじゃなくて、しそう。私は俳優じゃないもん。)
ロバート・ダウニー・Jrも、まじめなのがおかしくて、よかった。黒人メイクしてたら、誰だか分からないくらいだよね? なりきりぶりのパロディー。
戦争映画のパロディーがいっぱいみたいだけど、「地獄の黙示録」くらいしか気づかなかった。あまり見てないのか、私は?
あ、ほとんど女優が出てこないのも私にはマイナス点か。いま考えついた。
はらわた出したり、生首でギャグしたり、屁で笑わせようとしたり、ホモネタ、人種差別…そういうのは何か面白いのか?
館内に、やたら笑ってる人が1人いた。もしかして外国の人? 笑うツボが違う。
「みんなのシネマレビュー」というサイトでは、10点満点で、現在、平均4.67点だったので、少し安心した。
そうそう、脚本にジャスティン・セローが参加しているのには驚いた。「マルホランド・ドライブ」でアダム・ケシャー監督を演じていた俳優。彼もお笑い仲間だったの?
感想は人それぞれなので、この映画好きな人、ボーを嫌わないでね。
あ、思い出したけど、ゲスト出演のジョン・ヴォイト、よかったね。