ボー「きょうは『ヤッターマン』で大活躍の、色っぽい泥棒ドロンジョ様と、正義の味方ヤッターマン2号さんに、お話をうかがいたいと思います」
ボー「映画を拝見しましたが、快作ですね! アニメの実写化なんて、うまくいくのか心配しましたが、軽くクリアどころか、楽しかったですよ」
ドロンジョ「ありがとうございます。やはり、これはアタシの魅力のせいかと思いますわ。少なくとも、ほとんどは。隠しても隠し切れないオーラが出てしまったといいますか…」
2号「なによ、あたしだって負けてないんだから」
ボー「まあまあ、2号さん、落ち着いて」
2号「2号さんっていうの、やめてください。違う意味になっちゃうから!」
ドロンジョ「いいじゃない、2号さんで」
ボー「まあまあ、おふたりとも。甲乙つけがたい美しさですよ、どちらもミスワールド並みですとも! ところで映画ですが、なんといっても全編ユーモラスで笑えるのがいいですね。それも、ばかばかしさ、すれすれで決めてくるあたり、これはアニメと同じテイストですが。それに、たとえば、ロボット同士で欲情する妖しいエロやばさなんて、いかにも三池監督らしいんじゃないでしょうか。あまり監督の映画は多くは知らないですけど。エッチなのは、ある程度物心のついた子どもも好きでしょうけど、これは大人向けでもあるといってもいいですよね。大人のお遊び! 博士の娘、翔子ちゃん(岡本杏里)のキャラのいじり方も笑えます。田舎の女子学生のジャンボパチンコのネタとか下らなすぎでいいですし、それに、なんたって恭子りん最高っす! 沙紀ちゃんかわいいっす!」
ドロンジョ「まー、よくしゃべるねえ」
ボー「ええ、まずは映画評みたいなことを最初に言っておかないと、もう言うヒマがないくらい、すぐにハチャメチャになるかもしれないという予感がありますので」
ドロンジョ「そうなの? まあね、子どもを相手にするなら、なおさら、うっかりしてられないし、手抜きはできないわよ」
2号「子ども向けアニメと油断して作ったら見抜かれるし、原作アニメファンだった大人に向けてる部分のほうが大きいのよね」
ドロンジョ「アタシがしゃべってるのに、口はさまないでよ」
2号「いいじゃない、あたしだってゲストなんだから」
ボー「まあまあ、ふだんは敵味方なのはわかりますが、でも、映画では、おふたりは、どこか心が通じたようなところも最後にちらりと…?」
ドロンジョ「お色気で勝てないからって、じたばたしないの」
2号「なによ、この年増女!」
ボー「ちょっとちょっと! 私の話、聞いてます? とにかくドロンジョ様のコスチュームやスタイルに目を奪われ、心を溶かされました。2号さんの可愛さも、この上なくパーフェクションな」
2号「だーかーらー、2号さんって!」
ボー「じゃ、次からアイちゃんでいいですか? アイちゃんっていうと、いろんなアイちゃんがいて困るんですけど。♪愛ちゃんは太郎の嫁になる、とか」
2号「卓球の愛ちゃんとかかと思ったら、やけに古い歌じゃないですか? って、なんで、あたしも知ってるのかわかんないけど。いまは目の前に、あたししかいないから、あたしが『アイちゃん』でいいじゃない」
ボー「承知しました、アイちゃんがアイちゃんですね!」
ドロンジョ「まったく、なに言ってるんだか」
ボー「ところで、私はドクロベエが、あんなに映画の中でウエイトを占めるなんて思いませんでした。滝口順平さんの声が、もっとも映画のなかでは活躍したのではないでしょうか」
ドロンジョ「アタシたちに指令を出してる泥棒の神様だからねえ。どんな正体を現すのか、お楽しみでしょ」
ボー「ドクロの頭なのが、また笑えますね」
ドロンジョ「ナイスボケって感じかしら」
2号「いちいち小ボケがきいてるのよね、この映画」
ボー「そうなんです、感心するほどに楽しませてくれますよね。スタッフの原作への愛情を感じます。キャストもお見事です」
ドロンジョ「キャスト? つまり深田恭子ちゃんよね、アタシは。ほんとサイコーだったわ」
2号「福田沙紀ちゃんも、チョーかわゆいですよ!」
ボー「おっしゃるとおり。『未来講師めぐる』見てました。『新堂本兄弟』見てます。『ゴーストフレンズ』見てます。だから、おふたりをお呼びしたんです」
ボヤッキー「ドロンジョさまあー。こんなところにいらしたんですか」
トンズラー「ボヤやん、まっとくれーな」
ボー「あー、呼んでないのに来た!」
2号「なんだか展開がややこしくなりそう」
1号「ドロンボー 一味、また何か、たくらんでるなぁ! ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」
2号&ボー「ガンちゃんまで来たー!」
ドロンジョ「1号もそろったなら、ちょうどいい、やっつけてやる。ボヤッキー、トンズラー、やっておしまい!」
ボヤッキー「では、全国の女子高生のみなさんも、その他のみなさんも、ごいっしょに。はい、ポチッとな」
2号「メカもってきてないのに、なにやってんの?」
ボヤッキー「あ、しまったあ。つい、くせで」
トンズラー「ほんま、なにやってまんねん」
ボー「これじゃ、ブタもおだてりゃ木に登る、のセリフが言えないじゃないですか!」
ドロンジョ「このスカポンタン!」
ボー「説明しよう。メカで攻撃するときに、そのスイッチであるボタンを押す、その瞬間『ポチッとな』というのが決めゼリフである。このセリフは、全国のブロガーさんがランキングのページなどをクリックしてほしいときにも、よく用いられている。きょうのボヤッキーの場合は、なんということであろう、ボタンを押そうにも、肝心のメカがなかったのだ」
トンズラー「説明せんでも分かる状況や!」
1号&2号「ヤッター、ヤッター、ヤッターマン!」
ボー「あのー、まだ勝ってないんですけど」
ドロンジョ「いい女は振り返らないものなんだよ」
ボー「あの、そのセリフをいう意味は…」
ドロンジョ「ちょっと言いたかったのさ」
ドクロベエの声「おまえたち全員、おしおきだべえ〜!」
ボー「あーっ、私は関係ないですから。関係な…うわーっ!!!」
オモッチャマ「…出番なかったでコロン」(ヤッターワンもね。)
出演:
可愛さとお色気が絶品の化学反応、結果、爆発! アニメ版よりスイートな深田恭子ちゃんのドロンジョ様
揺れる恋心も見せてくれました。かわゆい福田沙紀ちゃんの上成愛ちゃん(ヤッターマン2号)
その他、オスども