ウルヴァリン:X-MEN ZERO

X=MEN ORIGINS : WOLVERINE
監督 ギャヴィン・フッド
出演 ヒュー・ジャックマン  リーヴ・シュレイバー  リン・コリンズ  ダニー・ヒューストン  テイラー・キッチュ  ライアン・レイノルズ  ウィル・アイ・アム  ダニエル・へニー  ドミニク・モナハン  ケヴィン・デュラント
脚本 デヴィッド・ベニオフ  スキップ・ウッズ
撮影 ドナルド・M・マカルパイン
編集 ニコラス・デ・トス
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
2009年 アメリカ作品 108分
評価☆☆☆


可もなく不可もなく。まー、こんなもんか。普通。

X-MENシリーズのワイルド系肉体派キャラ、ウルヴァリンの前日談
子どもの頃のエピソードから始まり、オープニングクレジットは、アメリカが参加した、さまざまな戦争で活躍する彼ら。並外れた体力(?)で敵をやっつける。彼らが戦えば百人力以上か。勲章なんか、いっぱいもらえそうだ。
(ミュータントの「彼ら」がローガン〔ウルヴァリンを名乗る前の名前〕と誰なのかは書かない。ほとんどの方の感想文で、ばらしてるはずなのに、あんたは、そこまでネタをばらさないか? ええ、ばらしません。)

X-MENシリーズでもおなじみの、ストライカーが統率するミュータント集団にローガンたちもスカウトされる。
見事に拳銃を操る者、刀を操る者などは、笑っちゃうほど、すごい驚異的能力

やがて集団の残酷な行動などに嫌気がさしたローガンは、組織をぬけて、愛する女性と2人で暮らし始める。
だが、その幸せで穏やかな生活は永遠に続くものではなかった…。

ウルヴァリンの名前の由来も分かるし、彼が超合金の刃を得た経緯も説明される。
ストライカーの企みも分かるし、ミュータントたちが「彼」(映像はCGらしい)に迎えられる場面もあるし。
前日談として、いろんなことが、なるほどね、となる。
それはそれとして、まとまっているのだが、インパクトがない
もう、X-MENのミュータント能力には、びっくりしない。
過去の話だから、しかたがないのかもしれないが、それほど目新しいところがなく、魅力的なキャラもいない
ウルヴァリンの恋人役の人は、ごく普通な感じだし。

リーヴ・シュレイバーの狂暴ぶり(笑)と、カード使いの男のキザ具合は、ちょっと、おもしろかったが。
エンディングクレジットのあとの、「しーっ!」は、単なる、お遊び? 早々に席を立って帰っちゃって見逃しても、たいしたことないか。

監督は「ツォツィ」の人。ハリウッドにスカウトされたんだね。




〔2009年9月19日(土) TOHOシネマズ 日劇1〕


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