ATOM

ASTRO BOY
監督 デヴィッド・バワーズ
声の出演 上戸彩  役所広司  林原めぐみ  内海賢二  土師孝也  西村朋紘  阿部敦  かないみか  三木眞一郎  富田耕生
脚本 ティモシー・ハリス  デヴィッド・バワーズ
音楽 ジョン・オットマン
2009年 アメリカ・香港作品 95分
評価☆☆☆


ええっ! シャーリーズ・セロンさんが声の出演をしているって!?

映画が始まって、彼女の名前が出たときには、あっ!と思った。
ほとんどの映画館で吹替版の上映だったようなので(全体の9割という話も)、まあいいか、と吹替版を観に行ったのだ。
シャーリーズが出ているなんて知らなかったよ。字幕版を見ればよかった…。
と思ったが、エンドロールに、ナレーションを担当したと書いてあったので、そうすると映画の始めのほうで少ししか出ていないかも、じゃあ、いいや。
ということに。(WOWOWでやったら、改めて字幕版で見よう。)

ついでに、エンドロールで気がついたのは、中国の人の名前がスタッフに多いこと。
香港のスタジオに遊びにきてね!とラストに出たし、これはハリウッド製というか、香港製なのでは?と思った。
あとで調べたら、アニメ製作スタジオが、実際、香港にあるらしい。

この作品、原作者の手塚治虫さんの言いたかったことを、きちんと取り入れたと、どこかで聞いたのだが、それは「人間の傲慢(ごうまん)さ」だったろうか。(うろ覚えなので、信用しないように。)

ATOMは、日本製のアトムとは少し見かけが違う。日本の漫画のままのアトムだと、外国では、ほんの子供にしか見えないという。まして、まつげがあると、女の子みたいにも思われるらしい。
そのATOMが、どのように生まれたのかが本作では分かる。
私はテレビアニメは見たことがあるが、アトム誕生についての話は知らなかった。そういうことだったんですね…。

ATOMの声は、上戸彩さん。いいと思う。じょうずに、こなしている。
字幕版では男の子のフレディ・ハイモアが担当しているが、日本のアニメでは、もともと女性が声をあてていたわけだし、違和感はない。

手塚治虫さんに、そっくりの姿のキャラクターが出てきたときは、にんまりしてしまった。もしかして、声は長男の手塚眞さんかも?(声優のキャストに名前があったし。)
お茶の水博士のデカ鼻も、なつかしかったなー。

関係ないけど、ATOMとその友達を使った「映画館ではケータイを切ろう」CMが面白かった
友達たちがATOMに向かって、ATOMの声って、犬が出てくるCMの声に似てるよなあ、と疑問を。そんなことないよ、と否定するATOMだが、ちょっとやってみてよ、と言われて、まねを始めると、ソフトバンクのCMになっていくのだ。ATOMの声が上戸彩さんであることを、うまく利用した。
これ、映画館でしか上映しないのだから、もったいないなー。

あ、映画の内容? うん、まあまあ。(それで終わりかよ!?)
字幕版声優キャストの有名どころを書いておくと、フレディ・ハイモア、ニコラス・ケイジ、ドナルド・サザーランド、サミュエル・L・ジャクソン、ビル・ナイ、ネイサン・レイン、そして、わがシャーリーズ・セロンお嬢さま!
そういえば、ハリウッド版アトムにニコラス・ケイジが出るという噂は以前からあって、ケイジがアトムかよ!?と、キワモノ映画を恐れていたのだが、アニメになったんだね。。。よかった。(大笑)




〔2009年10月12日(月) ワーナー・マイカル・シネマズ 板橋〕


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