こっ、これは!?
う〜ん。そう来ましたか。
アラスカ州ノーム。心理学者のアビゲイル・タイラー博士は、夫をある事件で亡くし、悲しみに暮れながら、彼の遺志を継ぐためにも町の人々のカウンセリングを続けていた。
不眠を訴える患者たちの症状には、共通する点があった。ある患者に催眠療法を行なったとき、彼はパニック状態に陥ったが、理由は話さなかった。だが、その後、悲劇が起きる…。
これは実際にあった出来事だという。
ミラ・ジョヴォヴィッチがタイラー博士を演じて、映画として再現。
同時に、監督が実際のタイラー博士にインタビューをする映像や、催眠療法時の録画ビデオの映像を流す。
録画ビデオ映像と、それを俳優たちで再現した映像が並んで画面に出ると、あ、これは本当に、実際にあったことを映画にしたんだな、と思える。
2分割だけでなく、4分割画面もあった。
このホラーは、いったい、どういう形に収束するのかと思って観ていると。
これは…あとは書かないほうがいいと思います。
観た人ばかりなら問題ないけれど、まだまだ未見の人が多いでしょうし、この先ネタばれ、として書いても、絶対に見ちゃう人はいるから書きません。
あ、ですから、ここにトラックバックされている記事も、下記の「参考」のリンクも、読みに行かないほうがいいと思います。思いっきりネタばれしてる記事は多数ありそうですから。
知りたい方は、ネット上でチェックすれば、この映画がどういう仕組みになっているのか、すぐ分かるはず。
もちろん、この先、この映画を見ようという方は、調べてはいけませんよ!
でも…こういう作り方は、いいんでしょうか。
観客に対する態度(というか、なんというか)に、根底から問題があるといえません?
これ、はっきりいうとネタばれだから、これ以上言いませんが。
ただ、そのことをどう捕らえるかによっては、逆に、おもしろい作りとも言えます。
海外版のポスターは、作り方についてとは別のネタばれをガツンと出しています。(つまり日本と違って、アメリカなどでは、「あれ」は秘密のことではないわけですね?)
ただ、日本でも、勘がいい方は、観る前から分かったでしょうね。
私は相変わらず、何も考えていなかったので、その意味では驚きましたさ。
インタビューのタイラー博士、顔が土気色で、どこか病的で、この映画のなかでは、かなり怖いビジュアル。(苦笑)
ミラちゃんが演じたため、そちらのほうは、ビューティフルになりました。(笑顔)
ともあれ、「あれ」があったら怖いです!
ところで、このタイトルはTHE以降の英語を読むのでしょうか? それによって映画リストの「さ」行に入れるか「は」行に入れるか違ってくるんですけど。(とりあえず「は」行に入れました。)