秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 〜http://鷹の爪.jp は永遠に〜

監督 FROGMAN
声の出演 FROGMAN、川村ゆきえ、堂真理子、もう中学生、板東英二
エンディング曲 歌:スーザン・ボイル
2009年作品
評価☆☆☆★


「総統、たいへんです! 大事件です!」

「なんじゃね吉田君。そうぞうしい」

「そんな、のしイカがおぼれたような顔をして、前回とそっくり同じ受け答えをしないでくださいよ」

「誰が、のしイカじゃ〜! だいたい、吉田君が前回と同じことをいうから、わしも同じ答えになってしまったんじゃろうが」

「まあ、それは、ほっといて、ボーさんが今年の最初に観る映画に、この鷹の爪を選んだんです!

「なにー! あのボーさんが! あのボーさんが! ボーさんが!」

「坊さんじゃないです、ボーさんですよ。坊主が屏風(びょうぶ)に上手にボーさんの絵を描いた、のボーさんです」

「…なにか違わんか? しかし、ということは、わが鷹の爪団の映画に、いちばんの期待をしているということじゃな」

「いえ、劇場で『0巻みたいなの。』を配布すると知って、それがなくなる前に来ようと思ったんだそうです」

「なんじゃと! それだけの理由かね?」

「そうです。あの大ヒットしたアニメ『ワンピース』が0巻を配ったまねをして、テキトーに仕立て上げた、ぺらぺらの、どうでもいいようなものです」

「んー、そこまでボロクソに言わんでもよかろうに」

「いえ、真実です。ちゃんと作者が『適当に描いた』って0巻みたいなのに書いてますから」

「まあ、もらえないより、もらえるほうがいいではないかね」

「ええ、ボーさんも自分に言い聞かせるように、無理に納得していました! あ、でも正確には、ボーさんの今年初の映画は、鷹の爪の映画の前に上映される短編の『コフィーちゃん』になりますよね」

「うーん、まあ、コフィーちゃんも鷹の爪団の仲間だと思おう」

「そんな、島根が笑い転げてアメリカに飛んでいくような妄想は、オババ大統領にしてください。もうひとつ、ニュースがあります」

「前半は意味がわからんが、何じゃね、いいニュースだといいが」

「じつは、ボーさんが今回『1万人の声優大募集』に参加してなかったことが判明しました」

「なにーっ! 今回もブログで募集を紹介までしてくれたというのに、その本人が参加していなかったというのかね。なぜじゃ、なぜなんじゃーっ!」

「たんに先延ばしにしてたら、締め切り日を過ぎてたらしいですよ」

「な、なんということじゃ〜」

「すまなかった、この礼は倍にしてお返ししてやるからな、とボーさんは言っていました」

「なんだか、こっちが、うらまれているような、あやまり方のような気がするが」

「気のせいです」

「ところで、前回といっしょで、また映画の内容のことを、まったく宣伝しておらんぞ。レオナルド博士とデラックスファイターも出てこんなあ」

「博士は帰省中で、デラックスファイターはサボってます。でも、2人とも映画では重要な役ですよ。映画の内容は、めんどくさいから、いいです。ただ、今度はアメリカにも舞台を移して、スクールメイトな大スコールです」

「よ、吉田君、それは、ワールドワイドな大スケールと言いたいのかね? 少し無理があると思うが」

「すごく無理があります。それと、ぼくたちのファンの方は、ぜひ、TOHOシネマズだけで、上映前に流れるマナームービーみたいなのもお楽しみください! 新作はサービスムービーというんですが、どんなのか忘れました」

「こらーっ。忘れるんじゃなーい。早めに劇場に入ってチェックするんじゃ! では、このへんで、皆さん、ご一緒に、た〜か〜の〜つ〜め〜」




〔2010年1月17日(日) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ〕


映画感想/書くのは私だ へ        トップページへ