(500)日のサマー

(500) DAYS OF SUMMER
監督 マーク・ウェブ
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット  ズーイー・デシャネル  ジェフリー・エアンド  マシュー・グレイ・ガブラー  クロエ・グレース・モレッツ  ミンカ・ケリー
脚本 スコット・ノイスタッター  マイケル・H・ウェバー
撮影 エリック・スティールバーグ
編集 アラン・エドワード・ベル
音楽 マイケル・ダナ  ロブ・シモンセン
2009年 アメリカ作品 96分
好き度☆☆☆


最初っから彼女が「オトモダチとしてね」って言ってるんだから、そのように心得ない男のほうが悪い。
…と言いたいところだけど、好きになってしまったら、悩ましいことになるよね。彼女が考えを変えないだろうか、とか思うだろうし。
でも、初めの決め事なんだから、しかたがないよ。

タイトルで、500にカッコがついているのは、サマーに出会って何日目の出来事なのかが、映画のなかで表示されるから。(10)日目、(490)日目、といったように。数字がカシャカシャ動いて。
日数が経つ順に話が進むわけではなく、先に行ったり戻ったり。
この工夫が、いちばん大きい特徴。

あとは、恋するウキウキ感で、ミュージカルになっちゃうところは楽しい。(ミュージカル嫌いな人には楽しくない?)

終わり方は、私の好み。典型的な締めくくり方だけど、こういうのが私は、うれしいのだ。

彼が勤めていた会社は、グリーティングカード製作。カードに載せる、気の利いた言葉を考える仕事。はじめて知ったなあ。コピーライターみたい。

2人が映画館で「卒業」を観て、ラストシーンで彼女が泣く。ばかね、あたし。なんて言うけど、私も泣くよ、あのラストは。甘いだけじゃないラスト。

軽妙に見せてくれるラブストーリー。ナレーションで、これはラブストーリーではない、と言ってたけど。
監督は、これまで、ミュージック・クリップを多く手がけてきた人だとか。なるほど納得の映像センス。

今回から、文末の「評価」を、「好き度」に変えました。
評価というと、偉そうだし、実際、自分が好きな度合いで星をつけているにすぎないわけなので。




〔2010年2月14日(日) TOHOシネマズ シャンテ〕


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