踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!

監督 本広克行
出演 織田裕二  深津絵里  小泉今日子  小栗旬  内田有紀  柳葉敏郎  ユースケ・サンタマリア  伊藤淳史  小泉孝太郎  北村総一朗  小野武彦  斉藤暁
脚本 君塚良一
音楽 菅野祐悟
2010年作品 141分
好き度☆☆★


こんなに小泉さん(女性)の出番があるとは思わなかったよ。

「踊る大捜査線」といえば、映画版1作目にKYON2(2は右肩に。「2乗」の意味)が出たので小泉ファンの私はビデオか何かで見ただけ。

その後、本作にもキョンキョン再登場と聞き、映画版2作目とテレビシリーズ1本目をレンタルしてきて見た。

そんでもって…青島くんは係長ですか。
湾岸署の引越しのドタバタを狙って、署内から拳銃が3挺盗まれる。その銃で殺人事件が起き、それを止めさせたいならば…と犯人からの要求がくる。

コイさんは無期懲役中。事件との関連を探る青島くんに向かって、それまでの可愛い声とは、いきなり変わって「○○してやろうか」と、ドスの利いた声を!
ここは小泉どのならではの、すごみのあるシーンだった。
あとは、まー、フツーに終わっちゃったけど。

とくに、彼女の目的というのが、そんなのでいいの?的なことだったので、結局、映画としても、どんなもんよ?ってなる。
それに1作目の登場人物であるキョンちゃんに、ここまでオンブにダッコする脚本って、おもしろい?
新鮮じゃないじゃない。使われるキョン嬢もかわいそう。
署の関係のメンバーは、おなじみのメンツでもいいけど、それ以外も同じではね。

小栗旬くんの出番も、予想以上に多かった。その代わり、柳葉さんは、あまり出ず。

金庫が開けられたのに盗んでいないという事件で、開けたんだから盗ればいいのに、みたいに刑事が言ったり、バスジャックでお金を盗ったのに置いていったので、盗ったなら持ってけばいいのに、みたいに言ったりする序盤から、これは、ちょっと話が違うだろ、という違和感あり。
いくら、お気楽な映画でも、刑事が、そんなこと言うべきじゃないでしょう。

密閉された署内で、スカンク騒動というのも、ばかばかしすぎる。
ついでに思い出したが、小栗くんが怪我する理由も、かなりバカだ。普通、もう少し注意しないか?
柳葉さんが最後に言う方言だって、言いっぱなしじゃ、意味不明。通訳してよ。字幕にでもいいから。
和久さんの甥の伊藤敦史くんも、和久さんの手帳くらいしかネタがない。過去の遺産。

飽きはしなかったけど。




〔2010年7月24日(土) ワーナー・マイカル・シネマズ 板橋〕


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