予告編で、え、これがシャマランだかシャラマンの新作!? らしくないなー、というのが第一印象だった。
なんだか、スペクタクルなカンフー対決やってるんだもん。
案の定、彼の原作ではなく、すでに存在している話で、人気TVアニメ「アバター 伝説の少年アン」というものを映画にしたのだった。
では、それをどう料理したのか、興味はあった。私はシャマランだかシャラマン好きだし。
おもしろかったですよ。
気、水、土、火の4つの王国があって、火の国がイメージどおりというか、悪役で、ほかの国を征服しようとしている。
気、水、土、火の4つのエレメントを操る「アバター」(違う映画みたいだが)と呼ばれる、ただひとりの者が、世界を調和に導くことができる。
そのアバターが少年だったわけで、彼は修行の途中で逃げ出しちゃったので、気の技ひとつしか使えない。
でも、そこがいいところで、不完全なヒーローが育っていく話になりますからね。
火の国の王子が、王様に罰を受けていて、アバターを連れ帰ってこなければ、許してあーげない! ってことになっているので、この王子もがんばるわけです。
ラストは水の国において、火の国との攻防戦。
王女さまの悲しい運命があるんだけど、私は、これ何とかしてほしい。そんなに悲劇にする必要ないじゃないかー。
ってことで、続きがあることを、ちらつかせながら今回は終わってます。
単純に、観ているときは面白かった。続きも観たい。
ただ、余韻とか、印象に残ることがない。俳優もあまり知らない人ばかりだし。
あ、でも、デヴ・パテルって、あの映画に出てた人でしょ。あの。
火の国が次に打つ手は?(娘の出番のようです。)
子どもながら過酷な運命を送るアバターのアンくんは、運命とどう対峙していくのか。
諸国の行く末は。
そんな注目点が続いていきます。