デジタルな世界、なかなか面白く観た。
味方の彼女(オリヴィア・ワイルド嬢)もよかったなあ。
世界初、CGを本格導入した映像で話題だった1982年の前作「トロン」は見たはずだけど、覚えていない。それでも今度の作品を観るのに問題はなかった。
ただ、覚えていれば、前作と似ているところなどがわかって、もっと面白いらしい。
こういう内容の映画を作るのには、今のデジタル技術の進歩はピッタリなのだろう。
けっきょく、あっちの世界ではプログラムが人間の形なわけだ。わかりやすい。ひとりの人物がふたりに分かれるのも、わかりやすい。昔からよくある話でもある。
基本的な世界観のアイデアは「トロン」で、すでに出来上がっていたのだろうから(推測だけど)、それを発展させて、現代の技術で見せてくれた映画ということか。
なにしろ、デジタル表現の映像は、すごいものだ。
ほれっぽい私としては、ヒロインにほれてしまった。
オリヴィア・ワイルド嬢だ。たしかに名前の通り、ちょっとワイルドな部分もありそうな?
はっきりした目元などのメイクが効いていることもあるが、いいですねえ。
映画の宣伝か、来日もしていたそうだ。例によって知らなかった私。
3Dで観たけど、あんまり効果は感じなかった。目の前に飛び出すようなシーンがなくて、控えめだったのだろうか。
映画の冒頭で、2Dで撮影した部分もあるが3Dメガネをかけたままお楽しみください、とメッセージがわざわざ出たくらいだから、2D部分は多かったのだろう。
映画本編より、CMや予告編のほうが3D効果がわかりやすく出ていた。
ボー・ガレットという女優さんも出たが、ボーという名前は男でも女でもいいんだよね。つづりは別として。
しかし、映画の映像、みんな青の濃淡という感じ。電脳世界。
そうそう、予告編といえば、関係ないけれど、ジャック・スパロウ主演、いや、ジョニー・デップ主演の「パイレーツ・オブ・カリビアン」の新作があるのを初めて知った。楽しい映画になるかな?
いかしたデジタル系音楽を担当したダフト・パンクは、DJ役として出演しているとか。ああ、あの2人か!
それに、登場人物のひとりが、すべてCGだったという話があるが! マジですか。それは、すごすぎるけど。