豆富小僧

総監督 杉井ギサブロー
監督 河原真明
声の出演 深田恭子  武田鉄矢  平野綾  小池徹平  大泉洋  松平健  檀れい  宮迫博之  はるな愛  矢島晶子  渡辺美佐
原作 京極夏彦
脚本 杉井ギサブロー  青木万央  藤井清美
音楽 S.E.N.S. Project
2011年作品 86分
好き度☆☆☆


え、京極夏彦の「豆腐小僧双六道中ふりだし」がアニメになって、しかも深キョンが声をやるって!?

そりゃあ見ておかにゃ。
ということで、ゴールデンウィークの真っ最中に、映画館への道中に繰り出した。

絵がなんとも、ふわり、つるり、とした、あ、そうか豆腐みたいな?
でも、タイトルが「豆富」なのは、なぜ?
「腐」るのが嫌だからか?

恭子ちゃんの声も、子どもっぽさを上手に出す。
(もしも本人にこうやって甘えられたら、ぶりっ子だとかなんとか言う前に、かわいすぎて困る。)
人選は間違っていなかった。
まさに、豆富小僧!(どういう意味でかは聞かないでほしい。)
声優として、ナイスなのだ。

原作と同じなのは、登場人物の豆腐(豆富)やダルマなどだけ。
お話は、お天気をコントロールするなどのハイテク時代が背景になった。

豆富は、皿に載っけた豆腐をいつも持っていて、それをなくすと、豆富自身の存在も消えるのではないかという、とっても危ない(ひやひやする意味で)妖怪なのだ。
人を脅かすこともできない、そんな豆富の存在価値は、いったい何なのか。
豆富の成長の旅。
脱力して、のんきに楽しめるが、豆富の最後の選択には、ぐっとくる。はっきり言って、泣く。(私はね。)

豆富たちと知り合う娘の名前はアイちゃん。漢字じゃないのかな。(はるな愛も声優として出ているけど…。)
武田鉄矢がダルマというのは、はまりすぎてる。説教くさい感じとか。




〔2011年5月5日(木) ワーナー・マイカル・シネマズ 大井〕


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