ジュリエットからの手紙

LETTERS TO JULIET
監督 ゲイリー・ウィニック
出演 アマンダ・セイフライド  ヴァネッサ・レッドグレイブ  クリストファー・イーガン  ガエル・ガルシア・ベルナル  フランコ・ネロ
脚本 ホセ・リべーラ  ティム・サリヴァン
音楽 アンドレア・グエラ
編集 ビル・パンコウ
2010年 アメリカ作品 105分
好き度☆☆☆☆


わがアマンダ・セイフライドちゃんの3作連続上映! みたいな楽しいことになってるうちの、まずは第1弾!
(「ジュリエットからの手紙」5月14日公開、「クロエ」5月28日公開、「赤ずきん」6月10日公開。全部、前売券買ってます!)

この映画は、よかった!
じんわり、ほんわりできるラブロマンス。ロマンティックで、切ないところも幸せなところもあって、上々の作品。
観たあとの気分がいい。
若いアマンダの魅力と、素敵にお年を召したヴァネッサ・レッドグレイブの魅力と、ダブルで堪能できる素晴らしさ。

オープニングクレジットは、いろんな「○○」シーンが次々と。日本のアニメからの絵もあったよ。
こういうおしゃれなことをされると、観ているこちらは、にこにこしてしまう。

イタリアのヴェローナ。ジュリエットの生家には、恋の悩みをつづった手紙がジュリエット宛に世界中の女性から寄せられる。
数人の女性たちが手分けをして返事を書いていると知ったソフィ(アマンダ・セイフライド)は、50年前から見つけられずに眠っていた手紙を発見し、自分で返事を書くことにする。

ちょっと脱線すると、アマンダ演じる役名がソフィ。
「マンマ・ミーア!」のときと同じ役名なのだ!
そしてヴェローナは海沿いではないが、「マンマ」の舞台、ギリシャの島がある地中海にも、わりと近い。雰囲気としても似たものがあるように思う。
加えて、アマンダがヴァネッサ・レッドグレーブさんに髪をすいてもらうシーンがある。これも「マンマ」で似たようなことがあったのを忘れはしない。
小さな教会で結婚式がある。「マンマ」でもあった。
う〜む、似ている。偶然だろうけど。
似ていても、素敵なんだけど。

アマンダが手紙を書いて、受け取ったヴァネッサがすぐにやってくるのは、ヴァネッサの行動が早すぎて都合がいい展開のような気はしたが、そのへんは、まあ取るに足らないことだろう。
付き添いの孫(男子)が、はじめはアマンダとうまくいかないのだが、うまくいかない場合って、映画だと、あとでうまくいくようになることが多いから、これはきっと…と思って観ていたよ。
男子のクリストファー・イーガン、知らない役者だったけど、いかにもイギリス人な気質(?)をじょうずに演じていた。

アマンダの婚約者、ガエルくんだったんだね。見たことあるなあと思ってたけど、そうか、ああいう役柄もやるわけね。
彼としては、婚前旅行先に仕事関係を絡めたのが間違い。それでも大丈夫な女性もいるだろうけど。

で? フランコ・ネロ! ヴァネッサと実際に恋愛関係にあったこともあるベテラン俳優が、映画でも恋人の役ですと!?
さあ、映画では、ふたりは出会えるのでしょうか。(画像にツーショットがあるからって、現実とは限りませんよ。)

「ロミオとジュリエット」にちなんで、バルコニーでの告白もあり、しゃれてる。
最初から最後まで、親しみのもてるロマンスの香り高し。
ああ、いい話を見たなあと、うれしさとともに劇場を後にすることができる。

どこかに違和感のある恋愛は、ちょっと待った、と立ち止まってみるほうがいいよね。

ところで、「赤ずきん」の予告編があったが、そちらでは「アマンダ・サイフリッド」と表記されているアマンダ。
サイフリッドのほうが実際の発音に近いようだが、どっちかに統一してほしいなあ。
私のお嫁さんになれば、そういう悩みはなくなるけど? 「マンマ・ミーア!」リピーター前歴があり、アマンダ大好きな私には、彼女にプロポーズする権利がある。バルコニーの下から!?




〔2011年5月21日(土) MOVIXさいたま〕


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