X-MEN:ファースト・ジェネレーション

X-MEN: FIRST CLASS
監督 マシュー・ヴォーン
出演 ジェームズ・マカヴォイ  マイケル・ファスベンダー  ジャニュアリー・ジョーンズ  ジェニファー・ローレンス  ローズ・バーン  ケヴィン・ベーコン  オリヴァー・プラット  ニコラス・ホルト  ゾーイ・クラヴィッツ  ルーカス・ティル  ジェイソン・フレミング  
脚本 マシュー・ヴォーン  ジェーン・ゴールドマン
撮影 ジョン・マシソン
編集 リー・スミス  エディ・ハミルトン
音楽 ヘンリー・ジャックマン
2011年 アメリカ作品 131分
好き度☆☆☆☆


これは、おもしろかった!

前日談なので、そんなに目新しいこともなさそうだし、あまり期待していなかったのだけれど…これがまた、上々のエンターテインメントになっていたのだよ。

プロフェッサーXとマグニートー(といっても、彼らが、その名前を使う前の話だが)を中心にした、過去のシリーズおなじみのメンバーの若き日々が、どんなものだったのか、観ていておもしろいし、そうか、これがああなって、こうなって、後につながるんだ、と分かるのも楽しい

とくにマグニートーの若いとき、かっこいいじゃないですか。演じるのは、マイケル・ファスベンダー。グッドです。ニヒルだしね。
金属を念力で動かせるというのは、じつに強力。拳銃だって砲弾だって金属だから、敵の攻撃を避けることもできる。

プロフェッサーXとマグニートーが仲間になり、考え方の違いから、やがて別れていくまでを取り上げるが、バラエティ豊かな他の仲間たちのことも描いている。
ミスティークが、もともとは○○○だったなんて!
ビーストが、もともとは○○○だったとは!
あの人が、早くも登場していたとは!
あの人の数秒特別出演もあったりして!

シリーズとして、ちゃんと、つながるように作ってあるのも良い。当たり前のことに思えるけど、つじつまの合わないシリーズもあるからね。

監督が、「キック・アス」のマシュー・ヴォーン。絶好調。
ここまで楽しませてくれたら、文句ないでしょう。
ミュータントたちの訓練風景などで、ちょっとユーモアを入れたりするのは、もしかして彼の持ち味かも。

魅力的な敵役の配置にはケヴィン・ベーコン
ちょっとアクが強い(顔だ)から、悪役が似合う。

自分とは違う者、異能の者を気味悪く思って排除しようとする人間。
その現実を前にするとき、もし私がミュータントだったら、マグニートーの一派に加わるかもしれないなと考えてしまう。

主な女優陣、
ジャニュアリー・ジョーンズは、「パイレーツ・ロック」
ジェニファー・ローレンスは、「あの日、欲望の大地で」
ローズ・バーンは、「28週後...」や、「サンシャイン2057」
で見たことのある人たち。それぞれに魅力的でした。

もう1回観てもいいなあ。映画館でなら。




〔2011年6月12日(日) TOHOシネマズ スカラ座〕


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