グリーン・ランタン

GREEN LANTERN
監督 マーティン・キャンベル
出演 ライアン・レイノルズ  ブレイク・ライヴリー  ピーター・サースガード  マーク・ストロング  ティム・ロビンス  アンジェラ・バセット
脚本 グレッグ・バーランティ  マイケル・グリーン  マーク・グッゲンハイム  マイケル・ゴールデンバーグ
撮影 ディオン・ビーブ
編集 スチュアート・ビアード
音楽 ジェームス・ニュートン・ハワード
2011年 アメリカ作品 114分
好き度☆☆☆


ときどきユーモラスな部分はいいけど、もうひとつ面白さが飛びぬけない印象が。

ユーモラスという面で一番笑えたのは、グリーン・ランタンになった彼の正体を、ひと目で彼女がわかるシーン。そりゃそうだ、目を隠していても、顔かたちは彼なんだから。
ヒーローの変身後の正体に、身近な人間が気づかないという、この手のストーリーの変なところを、きちんと改めてくれた英断(笑)でもある。

グリーン・ランタンというのは、簡単にいえば、宇宙を守るために選ばれたメンバーのようだ。
緑のランタンで指輪にパワーをチャージする。想像するものを何でも作り出せる。
たとえば、機関銃を想像によって出現させて、それで敵と戦ったりできるわけだ。

ヒーローとヒロインは若々しい俳優(逆に言うと、私にとっては、よく知らない俳優ということだが)。そのせいでもないだろうが、彼らのドラマに、のめりこむまでは行かなかった。
とはいっても、そう悪くもない。いまいちだなあ、と書く場合は、好き度は☆☆☆(普通)のことが多いのである。

うじうじ屈折キャラの博士の役で、ピーター・サースガード。なんか見たことある人のような気がすると思っていたが、帰宅後に調べたら、サスガ君だった。
さすが、くせ者俳優。
主役をも食ったような気もする存在感。それが、いいのか悪いのか。
もっとも、変身後は、あのメイクだからインパクトもプラス。(ちょっと気持ちわるいデコボコ顔。)

その父親?が、ティム・ロビンス。これも観ていて気づかなかったです。画像を落ち着いて見ると、彼以外の何者でもないですが、ええ、すいません、気づきませんでした。
きっと、脇役なんか誰でもいいやと思って観ているんでしょう、私は。

グリーン・ランタンの仲間には、いろんな宇宙人がいるのだが、なかには、その造形が「スター・ウォーズ」シリーズなどの過去作品に出てくる宇宙人じゃないかな?みたいな既視感を、ふと覚えたものも。
まあ、そういう宇宙人がいるということなら、共通で出演してもいいわけだろうけれど、真似しているようで、なんとなく面白くはない

ラストの戦い、ヒーローの戦略の詳細がよく理解できなかった。なんだか、バネの理論で、どうにかなったんだけど。おばかな私にも、わかりやすく描いてくれないかなあ。
それに、もうちょっと、みんなで戦うほうが盛り上がると思うんだけど、新人を鍛える親心、みたいなわけでしょうか? 単に薄情なだけだったりして?

監督は007なんかも作っている人なので、アクションものをまとめるのは上手なのだろう。細かくはないけど。

最後の最後に(エンドクレジットが始まったあとだから、観ていない観客もいるでしょう)、続編の匂いプンプンの1シーンが。すでに続編への布石を置いちゃったのですねえ。
あるのか、続編!?




〔2011年9月11日(日) MOVIXさいたま〕


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