マネーボール

MONEYBALL
監督 ベネット・ミラー
出演 ブラッド・ピット  ジョナ・ヒル  フィリップ・シーモア・ホフマン  ロビン・ライト  クリス・プラット  ケリス・ドーシー  スティーヴン・ビショップ
原作 マイケル・ルイス
原案 スタン・チャーヴィン
脚本 スティーヴン・ザイリアン  アーロン・ソーキン
撮影 ウォーリー・フィスター
編集 クリストファー・テレフセン
音楽 マイケル・ダナ
2011年 アメリカ作品 133分
好き度☆☆☆


地味めだが面白かったことは面白かった。けど、10日あまり経った今、また見たいかといえば別に見たくはない。って感じか。

ローリング・ストーン誌の映画評論家ピーター・トラヴァースは本年度の第4位に挙げ、ニューヨーク映画批評家協会賞では脚本賞と主演男優賞(ブラピは「ツリー・オブ・ライフ」との2作が受賞対象)に輝くなど、今後もまだまだ受賞がありそうな作品
私には、なんで? という感じだが、あくまでも私がそう感じるだけの話である。

今までの野球映画といえば、試合のシーンが多いものという印象があるが、本作はブラピ演じるGM(ゼネラルマネージャー、チームづくりの構想を練って選手を取ったりする)を追い、試合場面は少ない。
では、つまらないかといえば、そんなことはない。
資金に乏しく、大物選手を得にくいチームを、どうやって勝てるようにしていくか。どんな戦術を立てて、どう行動していくかを見せるところは知的興味を引いて面白い
信念をもって実行する人間の姿は素晴らしい。
でも、いったん勝ち始めたら、とたんに強くなっていたような気もしないでもない…。まあ、そういう補強をしてきたからこそなのだろうし、2時間台の映画だから、いつまでも、ぐずぐず弱いままではいられないか。(笑)

ブラピはプロデューサーも務めているから、ずいぶん、この作品には乗り気だったのだろう。
しっかりとした映画をつくっている。

イチローも、チラッと映像が出てきた。
彼がマリナーズに入団してからテレビで試合が放送されるようになり、けっこう見ていたものだ。
年に一度は、地元の西武ライオンズの試合を観に行くし。
野球を見るのが好きなのと、この映画が好きなのは一致しないのだろうと思う。




〔2011年11月26日(土) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ〕


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