「センスがいい、笑える、泣ける。」上等のラブコメディ。
原題も、CRAZY, STUPID, LOVE. つまり、「いかれてる、お馬鹿、愛。」(この訳は一例です)と、洒落(しゃれ)ている。
ファースト・シーンから、ハイセンス。
食事に来ているカップルの足元を次々に映していって、いきなり運動靴が! それが我らが主人公のスティーヴ・カレルだ。ファッションがイケてないことが一瞬で観客に分かる。しかも笑える。
バーで女性をナンパして、お持ち帰り率(ほぼ?)100パーセントのライアン・ゴズリングが、スティーヴがモテるように指南をするのだが、服装を変えるなど、いろいろとアイテム・チェンジしていけば、けっこうイケそうなことが分かるだけでも、世のモテない男性は必見であろう。(ホントか?)(見てよかった。笑)
スティーヴ・カレルとジュリアン・ムーアの夫婦関係を中心に、13歳の息子ジョナ・ボボ(実際の年齢も、役柄とほぼ同じ)がベビーシッターで17歳のアナリー・ティプトン(実年齢は22歳くらい?)に恋したり、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが○○したり(これは詳しくは書かない)、スティーヴ・カレルがマリサ・トメイ(彼女の役、おもしろい!)をナンパしたり、ジュリアン・ムーアが同僚のケヴィン・ベーコンと接近したり…。
エマ・ストーンの友人役のライザ・ラピラもかわいい(アジアの血が混じっている顔立ち)。
ナンパ師の話なんて、いやだ! と思う方もいるかもしれないが、そのへんは、だいじょうぶ。でしょう。
それに、「ラブ・アゲイン」なんて、ありふれたタイトルがついてるから、あんまり注目されていないかもしれないけど、そのへんは、百聞は、いや、百タイトル名は一見にしかず。
これは面白いです。