メランコリア
MELANCHOLIA
脚本・監督 ラース・フォン・トリアー
出演 キルステン・ダンスト シャルロット・ゲンズブール キーファー・サザーランド キャメロン・スパー シャーロット・ランプリング アレキサンダー・スカルスガルド ブラディ・コーベット イェスパー・クリステンセン ステラン・スカルスガルド ジョン・ハート ウド・キア
撮影 マヌエル・アルベルト・クラロ
編集 モリー・マリーヌ・ステンスゴード
2011年 デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ作品 135分
好き度☆☆☆★
トリアー監督の悲観主義(?)は置いといて、それが映画になると独自のものがあって、おもしろい。
映画は2部構成で、はじめはキルステン・ダンストさんの結婚式。
豪勢な宴をあげようとするが、なぜか彼女の精神状態は不安定。
両親ともに、ヘンな人。
キルステンのゆううつや、ろくでもない人々の話が続く。
彼女は、夜空の赤い星が消えたことに気づく。
2部は、弱りきったキルステンが、姉のシャルロット・ゲンズブールさんの家に。
メランコリアと名づけられた星が地球に接近。
シャルロットの夫は、衝突はしないという。
しかし…
メランコリアと感応するかのようなキルステンのメランコリー(ゆううつ)。
地球の終わりは、どうやって訪れるのだろう。
星が衝突するというのも、ありえないことではないのではないか。
でも、本作は何を伝えたいのだろうか。
宇宙の営みのなかでは、人間は何もできないということ? ちっぽけなものだと?
やはり、監督の頭の中の具現化なのだろうけど…。
その中身を覗ける彼の映画は、ビジュアルを含めて、わけがわかるかどうかとは別問題として、いつもながら興味深い。
〔2012年2月19日(日) TOHOシネマズ みゆき座〕
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