いくらIMAXといえども、内容を楽しめないと、どうしようもないのだな、やはり。
「タイタンの戦い」の続編。
1962年にジュリアーノ・ジェンマ主演で「タイタンの逆襲」という映画があったが、それとは関係ないらしい。
前作から10年後。ペルセウスは、息子と2人、人間として生きていた。
そこへ父・ゼウスがやってくる。神の力が弱まり、封じ込めてあるタイタン族のクロノス(ゼウスの父でもある)が復活するかもしれない、力を貸してほしい、というのだ。
一方、冥界の王・ハデスはある計画を練っていた…。
IMAXの3D観賞。今回は、イスが振動するウィンブルシート200円も追加。
2200円プラス200円で、2400円である。
もし、前売券観賞なら1300円だから、ほとんど2倍の金額だ。
たしかに迫力はある。あるが、まず、お話がイケてなければ面白くないのだ、いくら迫力があっても。
これは、IMAXで観るべき映画は、ちゃんと考えなくてはならない。当たり前だが、そう確認した。
「アメイジング スパイダーマン」「ダークナイト ライジング」「アベンジャーズ」は、IMAXで観るかどうか?
最初に出てきた、猪突猛進の怪物キメラと、巨人サイクロプスと、あとは、ちょこまかした怪物しか出なかったのではないか。
ミノタウロス(?)とかも、なんじゃ、これ?という間に出番は終わり、クロノスはデカイだけ、あっけなく消えます。
怪物くん、案外、少ない印象。
がっちゃんごっとん組み合わせの迷路で行ったり来たり、なんて新味もないし、ハデスの気持ちも簡単に変わるし、ん、あれで生き返るの? あれで死ぬの? とか適当に作ってるんじゃない?
ゼウスとハデスが、ビームだかフォースパワー発揮しまくりにも、苦笑。
前作に続いて、かっこいいのは、空駆ける馬ペガサスだけ。
あとの注目は、今回新しくアンドロメダ役になったロザムンド・パイク嬢くらいか。
あ、ビル・ナイもね。
次回作は、息子・へレイオスが中心になりそう。ペルセウスは助っ人に?