ダーク・シャドウ

DARK SHADOWS
監督 ティム・バートン
出演 ジョニー・デップ  ベラ・ヒースコート  エヴァ・グリーン  ミシェル・ファイファー  ヘレナ・ボナム=カーター  クロエ・グレース・モレッツ  ジャッキー・アール・ヘイリー  ガリー・マクグラス  ジョニー・リー・ミラー  クリストファー・リー  アリス・クーパー
原案 ジョン・オーガスト  セス・グレアム=スミス
オリジナル脚本 ダン・カーティス
脚本 セス・グレアム=スミス
撮影 ブリュノ・デルボネル
編集 クリス・レベンゾン
音楽 ダニー・エルフマン
2012年 アメリカ作品 113分
好き度☆☆☆


ほとんど想定内? 意外な部分での面白さはなかった。

白塗り(?)魔女エヴァ・グリーンをはじめ、反抗期小悪魔クロエ・グレース・モレッツ、新星くっきり目鼻立ちベラ・ヒースコートはいい感じだし、大御所ミシェル・ファイファー(彼女は自分から出演を願い出たらしい)、バートン組常連ヘレナ・ボナム=カーター奥様も、しっかり味わいを出している。
とくに、エヴァ・グリーンは、ぴったり、はまってる!

…女優ばっかりじゃん!
たしかに主役はジョニー・デップ。でも、そのほかは…女優競演だ!
えーと、下僕(?)でジャッキー・アール・ヘイリー、あとは一家の息子と親父がいたっけ…。
歌手のアリス・クーパーが本人役で出てきたのもあり。(知らないけど。)

個々のキャラクターは面白いけれど、話が平凡なのか、もうひとつ押しに欠けるというのか、全体的に。
ティム・バートン監督、かつての、とんがってたところが丸くなってきてるんじゃないか?

笑える場面が案外少なくて、けっこう、まじめな映画になってるのが、いいのか悪いのか。
コメディじゃなきゃ、これは何? ゴシックホラーともいえず…。
原作のテレビ番組は知らないから比べようがないが、そのお話にのっとったテイストなのだろうか?

個人的に好きな監督だけに、その熟達というよりも、刺激の抜けた炭酸飲料のような気分も、ちらりと思うのだった。

ただ、先に書いたように、キャラクターは楽しいので、出演者の誰かのファンなら、それだけでもOKかも。
できればクロエちゃんには、もうちょっと出番が欲しかったが。




〔2012年5月19日(土) TOHOシネマズ 渋谷〕


映画感想/書くのは私だ へ        トップページへ