LOOPER/ルーパー

LOOPER
脚本・監督 ライアン・ジョンソン
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット  ブルース・ウィリス  エミリー・ブラント  ピアース・ガニォン  ジェフ・ダニエルズ  ポール・ダノ  パイパー・ペラーボ  ノア・セガン  シュイ・チン  ギャレット・ディラハント
撮影 スティーヴ・イェドリン
編集 ボブ・ダクセイ
音楽 ネイサン・ジョンソン
2012年 アメリカ作品 118分
好き度☆☆☆


まあまあでしたかね。

1年の映画はじめは映画館で観たいなと希望しているうちに、1月14日にして、やっと1本目。

以下、この話の仕組みなどについて、ネタばれ。
未来ではタイムマシンができている。
未来の犯罪組織が人を殺すと、科学技術(?)の進歩により必ずバレるため、殺したいヤツを過去(つまり現在)に送って、そこで現在の人間に殺してもらう。その殺人請負人をルーパーという。
たしか、そんなことだと思ったが、なるほど、おもしろいこと考えたなと感心。

さて、ルーパー自身が未来の自分を殺さなければならなくなったとしたら…。
タイムトラベルものだと、いつも納得がいかないことが出てくる。
「未来の自分」を殺したら、自分は「未来の自分」が殺された年齢で同じように死ぬことになりますよね。
でも、その場合は誰に殺されるの? 過去に送られて、過去の自分に殺される?
そう考えると、それが永遠に続くのではないかと思えてくるけど…?

結局、「自分」が「ふたり同時に」あらわれることは無理なんじゃないかと考えたりして。
深く考えても分からないので、やめておくが。
こんなことは考えずに楽しんだもの勝ちだとは分かっているさ。分かっちゃいるけど止められない(って)。

未来から現れた瞬間に一発必殺!という、殺伐とした殺しが基本にあるせいか、そのへん「好きじゃない」ほうのベクトルに気持ちは傾く
子どもも可愛くないしなあ。(ごめんよ)

人間の良い心を信じようとするラストの志はグッドだと思うが、その行為が果たして良かったのか悪かったのか、分かりません。

未来SFに、え。それもあり? とプラスアルファした、アイデア勝負




〔2013年1月14日(月) ユナイテッド・シネマ としまえん〕


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