フライト 

FLIGHT
監督 ロバート・ゼメキス
出演 デンゼル・ワシントン  ケリー・ライリー  タマラ・チュニー  ナディーン・ベラスケス  メリッサ・レオ  ジョン・グッドマン  ドン・チードル  ブルース・グリーンウッド
脚本 ジョン・ゲイティンズ
撮影 ドン・バージェス
編集 ジェレマイア・オドリスコル
音楽 アラン・シルヴェストリ
2012年 アメリカ作品 138分
好き度☆☆☆★


アル中機長のお話。

デンゼル・ワシントン、さすがの演技で魅せる。おもしろかった。

酒を止めようとしても、けっきょく止められない男。人間なんて、そんなに強いもんじゃないんだって。
ストレスがあったり、ちょっと気がゆるんだりすると、がまんできなくなる。

予告編で、すでにジェット機の背面飛行の場面を見ていたけれど、乱気流突破から墜落までは、かなりスリリングに感じられた。
(…だから、飛行機には乗りたくないのだ。)

しかし、物語の本筋は、勤務時に機長(デンゼル・ワシントン)がアルコールを帯びていたのが検査で分かったことで始まる。
ヤク中の女性と知り合って、お互いに更生していくのか?

飛行機の中では自分は普通だったと言ってくれ、と同僚の客室乗務員に頼み込む機長。人間くささ、いっぱい。
弁護士も、機長のアルコール摂取の事実をつぶそうと画策する。

ジョン・グッドマンが機長の友人役で、ちょっと笑い方面担当に。
バックミュージックでローリング・ストーンズの歌を使うと、イメージ的に、ラフでワイルドっぽい雰囲気が出てきて、酒や薬物の話と合ってくるような?

ラストは、人間の生き方の問題。
良心、だろうか。
たったひとつの自分の言葉が、運命を左右する。
彼の出した結論、私は好きだ。




〔2013年3月9日(土) ワーナー・マイカル・シネマズ 板橋〕


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