世界にひとつのプレイブック
SILVER LININGS PLAYBOOK
脚本・監督 デヴィッド・O・ラッセル
出演 ブラッドリー・クーパー ジェニファー・ローレンス ロバート・デ・ニーロ ジャッキー・ウィーヴァー ジュリア・スタイルズ クリス・タッカー アヌパム・カー ジョン・オーティス
原作 マシュー・クイック
撮影 マサノブ・タカヤナギ
編集 ジェイ・キャシディ クリスピン・ストラザーズ
音楽 ダニー・エルフマン
2012年 アメリカ作品 122分
好き度☆☆☆
くすくす笑えるところが多くて面白かったけど、すぐキレる人はイヤだな。
タイトルの意味が、ついさっきまで分からなかった…調べなかっただけだが…だいたい分かったことは、
「希望をもつための指南書」ってことかい?
原題の、シルバー・ライニングスというのは、(逆境にあっての)希望の光という意味。
直訳は、銀の裏地ということだが、暗い雲の向こう側は太陽の光が当たっているんだよ、だから希望をもって、あきらめちゃいけないということらしい。
プレイブックは、アメフトの戦略を書いたもの、そこから、ハウツー本とかも意味するのか。
そう思ってみると、なるほど、つらい境遇でも、その先に明るい未来が! っていう話の基本は見える。
妻の浮気くらいで、ぶちきれる主人公(男)に共感はできないし、再婚しても変わっちゃいないんだろうと思うわけだが、ラブコメ体裁だから、ハッピーエンディングにしないといけないのだ。
最後の賭けも、都合のいい結果で終わるよなあ、と一瞬思うけれど、そうだよね、そういう映画だもんねえ、と納得して、いっしょに喜んでしまう。
男の両親役、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー、さらには周囲の人物たちの彩りがよく、笑って楽しめるのがいい。
〔2013年3月9日(土) ワーナー・マイカル・シネマズ 板橋〕
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