ポゼッション(2012年)

THE POSSESSION
監督 オーレ・ボールネダル
出演 ナターシャ・カリス  マディソン・ダヴェンポート  ジェフリー・ディーン・モーガン  キーラ・セジウィック  マティスヤフ
脚本 ジュリエット・スノードン  スタイルズ・ホワイト
撮影 ダン・ローストセン
編集 エリック・L・ビーソン
音楽 アントン・サンコー
2012年 アメリカ・カナダ作品 127分
好き度☆☆☆★


それほど怖くはないし、あっと驚く新味もないが、オーソドックスに、しっかりできていて好感をもった。

1981年作の「ポゼッション」とは区別したいので、今回はタイトルに(2012年)と付け加えます。

その「箱」に秘められたものとは?
災いをもたらす木箱として、アメリカのオークション・サイトで話題になったという実話をベースにしているらしい。
妻と離婚した男が、娘ふたりと週末を過ごすが、下の子がガレージセールで古い木箱を手に入れる。

…それにしても、離婚して、元夫(または元妻)は週末だけ子どもと過ごす、というパターンの話が、映画の世界では、ものすごく多いような気がする。(ということを書くのも初めてではない気がする。)
つまり、実社会でも、それほど、このパターンが多いわけだろうか。

この映画のお父さん、ちょっとハビエル・バルデムっぽい風貌。(私は見る目がないので、うのみにしないでほしいが。)
お母さん役は、キーラ・セジウィックさんで、有名なんだけど、途中までは、そんなに出番がない。

箱のおかげで、あんなんなったり、こんなんなったりしちゃう娘はナターシャ・カリスちゃん。かわいいです。カナダの人?
憑かれたようになったり、自分を取り戻していたり、どう振る舞うのか、その表情も、しっかり演技している。

悪魔祓いは「エクソシスト」などを思わせるけど、こっちはユダヤ教で、多少の目新しさがある。
製作には、サム・ライミが参加。
ちなみに、今回はじめて行ったシネマサンシャイン池袋の「6番館」は、ほかのシアターとは入り口が違って、なんだか異境に行くみたい。ホラーにはピッタリ!?

箱の鏡に映る歪んだ顔。MRI検査で見える「もの」。のどの奥から現れる「もの」。最後に姿を現す「もの」。最後のオチ。…なかなか、です。




〔2013年6月8日(土) シネマサンシャイン池袋〕


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