面白かった! マジックは「 映画のマジック」でパワーアップできるし、快作エンタメだと思う。音楽も乗れるよ。
…と、観たあとにツイートした。
マジックで何かすごいこと、やっちゃるぜ! っていう痛快な4人組。そして、それを追う側。
こういう、テンポのいい種類の楽しさの映画は、ひさしぶりのような気がする。
深みはないけど…。
仕掛ける側に、ウディ・ハレルソンやジェシー・アイゼンバーグ、マイケル・ケイン(、それに美人のアイラ・フィッシャーさん)がいるだけでなく、追いかける側も、(大人な美人の)メラニー・ロランさんや、マーク・ラファロとかモーガン・フリーマンがいて、顔ぶれが何げに豪華なのである。
映画のはじめのカードマジック(客に1枚覚えさせて、そのカードを当てる)で、私が覚えたカードが見事に当てられたのには驚いた。
「つかみ」はOKとは、このことだよ!
ある者によって意図的に集められた4人のマジシャン。
ラスベガスでのパフォーマンスで、遠く離れたパリの銀行から大金をさらい、そのことによって警察の取調べを受ける。
証拠不十分で釈放された彼らの次の動きを、刑事やインターポールから派遣された女、トリックを暴こうとする元マジシャンらが注視する…。
マジックあり、まさかの展開あり、追っかけあり、カーチェイスあり、(美女あり、)で楽しい。
マジックのなかには、実際は無理で、映画だからできたものもあったのかもしれない。でも、そんなことは考えたり気にすることもないくらい、すいすいと楽しく見せてくれる。
途中でも最後でも、え、そういうことかあ〜!と、びっくりさせられた、単純な自分で良かった。
エンドロールの音楽も、ノリが良くて、久々に「長いなあ…」などと思わずにワクワクして聴いていられた。いかにもマジックっぽい曲だな〜などと考えながら。
2時間の映画の世界を楽しむには、絶好の作品ではないだろうか。