キャリー(2013年)

CARRIE
監督 キンバリー・ピアース
出演 クロエ・グレース・モレッツ  ジュリアン・ムーア  ガブリエラ・ワイルド  ポーシャ・ダブルデイ  ジュディ・グリア  アンセル・エルゴート  アレックス・ラッセル
原作 スティーヴン・キング
脚本 ロベルト・アギーレ=サカサ
撮影 スティーヴ・イェドリン
編集 リー・パーシー  ナンシー・リチャードソン
音楽 マルコ・ベルトラミ
2013年 アメリカ作品 100分
好き度☆☆☆


有名作品のリメイクだから、どう作っても何かしら文句を言われそうなものだが、それにしては、それほど悪くはなかったと思う。

キャリーを演じるクロエちゃんが可愛いすぎるという意見は、オリジナルと比べるから、そういう論点が出てくるわけで、このくらい可愛かったら、おどおどしない、いじめられない、ということは言えないだろう。

ふだん強そうな役柄が多い彼女の、気弱な演技、楽しく拝見いたしました。
うん、新鮮。

キャリーに悪いことをしたと反省して、プロムの日に彼女にボーイフレンドを貸してあげようとするスーちゃん。まあまあカワユイ。
ボーイフレンドのほうは、映画のなかではイケメンとか言ってたけど、それほどでも…?

キャリーの母親役はジュリアン・ムーアさん。
あとで写真を改めて見たら、コワイ。役のせいなのか!? それとも?
狂信的な人って、怖いよね…。

今度のキャリーは、超能力を自分で練習してみたりして、その点では積極的。そういう能力があると分かれば、やってみるのが普通だから、いいと思います。
プロムに誘われて、自分でドレスをちゃっちゃと作っちゃうのも、あらキャリーったら、そんな得意技もってたのね、ということで。

今回、謎に思えたのが、ネタばれになるので誰が、とは言いませんが、バケツが頭に当たって死ぬのか?ということ。床に頭を打ったから? ここ、よく分からない。

キャリーの暴れっぷりは、とくに最後、クルマで逃げようとした2人への攻撃が、オリジナルとは違っていて面白かった。なかなか執念ぶかげに復讐してやったな、と拍手かっさい

上映後、女の子たちが「続編あるよね〜」って言ってて、言われてみると可能性はあるよね。
なまじっかオリジナルを知ってるから、続編はないと思い込んでいるだけで、作ろうと思えば、できる。
でも作らないだろうけど。

オリジナルとは違う、それぞれ、キャリー母の怖さ、性悪女クリスの憎たらしさ、スーの可愛さ…新メンバー版の「キャリー」、好きだなあってほどじゃないが、それなりに楽しかった




〔2013年11月24日(日) 新宿ピカデリー〕


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