有名作品のリメイクだから、どう作っても何かしら文句を言われそうなものだが、それにしては、それほど悪くはなかったと思う。
キャリーを演じるクロエちゃんが可愛いすぎるという意見は、オリジナルと比べるから、そういう論点が出てくるわけで、このくらい可愛かったら、おどおどしない、いじめられない、ということは言えないだろう。
ふだん強そうな役柄が多い彼女の、気弱な演技、楽しく拝見いたしました。
うん、新鮮。
キャリーに悪いことをしたと反省して、プロムの日に彼女にボーイフレンドを貸してあげようとするスーちゃん。まあまあカワユイ。
ボーイフレンドのほうは、映画のなかではイケメンとか言ってたけど、それほどでも…?
キャリーの母親役はジュリアン・ムーアさん。
あとで写真を改めて見たら、コワイ。役のせいなのか!? それとも?
狂信的な人って、怖いよね…。
今度のキャリーは、超能力を自分で練習してみたりして、その点では積極的。そういう能力があると分かれば、やってみるのが普通だから、いいと思います。
プロムに誘われて、自分でドレスをちゃっちゃと作っちゃうのも、あらキャリーったら、そんな得意技もってたのね、ということで。
今回、謎に思えたのが、ネタばれになるので誰が、とは言いませんが、バケツが頭に当たって死ぬのか?ということ。床に頭を打ったから? ここ、よく分からない。
キャリーの暴れっぷりは、とくに最後、クルマで逃げようとした2人への攻撃が、オリジナルとは違っていて面白かった。なかなか執念ぶかげに復讐してやったな、と拍手かっさい。
上映後、女の子たちが「続編あるよね〜」って言ってて、言われてみると可能性はあるよね。
なまじっかオリジナルを知ってるから、続編はないと思い込んでいるだけで、作ろうと思えば、できる。
でも作らないだろうけど。
オリジナルとは違う、それぞれ、キャリー母の怖さ、性悪女クリスの憎たらしさ、スーの可愛さ…新メンバー版の「キャリー」、好きだなあってほどじゃないが、それなりに楽しかった。