アナと雪の女王

FROZEN
監督 クリス・バック  ジェニファー・リー
声の出演 クリステン・ベル  イディナ・メンゼル  ジョシュ・ギャッド  ジョナサン・グロフ  サンティノ・フォンタナ  アラン・テュディック  キアラン・ハインズ  クリス・ウィリアムズ
脚本 ジェニファー・リー
音楽 クリストフ・ベック
主題歌作詞作曲 クリステン・アンダーソン=ロペス  ロバート・ロペス
2013年 アメリカ作品 102分
好き度☆☆☆☆★


あーもー、好きだ! 完璧に好きだ!

こんなに「愛」がいっぱいで、映像も内容も美しくて、楽しくて、泣けて…。

ツイートで「『アナと雪の女王』よかった?! なんて美しいアニメの表現力。歌もいいし。あの顔って昔のゴム人形の感じ?」と書きました。

アニメはあんまり見ないけど、この絵の美しさは本当に驚くこと、しばしばで。
たまに実写かと思ったときもあった。
ここまで来ると、実写以上に思ったとおりの表現ができるのではないかなあ。

姉妹の幼い頃は、やっぱり子役が声を担当していたようだけど、クリステン・ベル、イディナ・メンゼルのおふたり、声優としても歌手としても素晴らしい
イディナさんは私は2005年の映画「レント」で知っている。ブロードウェイで活躍する実力派ですね。

姉が凍らせる魔法を使える理由はわからないけど、それはどうでもいいこと。
魔法のせいで氷や雪、吹雪の描写が多いということは、それを表現できる画力が大事で、それがまた、綺麗にできてるんだ!

劇場の予告編で、姉のエルサ(声:イディナ・メンゼル)が歌う“Let It Go”を聴いて、聴くたびに泣かされて、映画を観に来ようと決めたので、ディズニーにしてみれば、してやったり!だ。
でも、1曲だけを、まるまる見せる、聴かせる予告編は珍しいし(と書いてから思いついたのは、「レント」の予告編も、キャストが並んで歌っているものだった)、すごい。
アカデミー賞をとったからって、よほど自信がなきゃできないよ。

そして、いい曲です。少なくとも私はハマリました。
この前向きさ、勇気づけてくれる力強さ…。
エルサは何年の間、ひっそりと隠れて暮らしてきたのだろうか。かわいそうに。それが開放される喜びの爆発もある。
映画のなかでは、けっこう前半のうちに歌われたので、あ、もう? と少々びっくり。
(デミ・ロヴァートさんが歌うバージョンは、エンドタイトルで流れます。)

ほかの曲では、一度聴いた限りでは、アナとハンスのラブソング“Love Is An Open Door”は好き。トロールたちが歌う“Fixer Upper” は曲の構成が面白い。

キャラクターでは、やはり、妹のアナの一途さがいい
姉が落ち着いていて妹がきゃんきゃんしてる(?)のはパターンかもしれないけど、まったく嫌味がなくて、いっしょうけんめいさが、いとおしくなる。
性格の作り方に無理がない。

よくある話の「真実の愛」について、どう物語をもっていくかについても、よく考えられていて、新鮮な感動があって、さわやか。
あーもー、泣けるよ。

子どもには、雪だるまキャラが受けるかもね。
トナカイさんも大活躍。
大ヒット間違いなし。

原題は“FROZEN”。凍っちゃってる〜って? 氷の国? 氷につつまれて? みたいな?
今度は、吹替版も観てみようかな。

エンドロールが終わったあとにも、もうちょっとオマケがあるので、さっさと帰らないようにしましょう。




〔2014年3月16日(日) イオンシネマ 大井〕


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