真面目にやったけど結果がこれか、というところを見てほしい。
と、インタビュー記事の見出しにあったが、まさに、そう。
でも、それがいい意味なのか悪い意味なのか、というのは…?
見た人によるかもしれない。
ゆる〜い笑いを目指しているのは、いつもの福田監督らしさなのだろうし、こういう出来上がりでOKとするのかもしれないが…。
私には、もうひとつ、満足には届かないな〜という思いに終わった。いくら、ゆるくても、もうちょっと盛り上がりがあってもいいんじゃ?
星は3つで、普通です。
女の子5人のなかで、桐谷美玲さんに関わるストーリーが、いちばん長かった。やはり主役の位置なんですね。
そうなると、ほかの4人のお話が、もう少し欲しいなあ、とも感じてしまうわけで。
ほかの4人のなかで、もっとも「お得」だったキャラは、高畑充希さんだろう。
小柄だけど、工事現場のアルバイトなどもこなすガテン系で、しゃべればツッコミ役で目立つし。
私にとっては、5人のなかで、藤井美菜さんはお馴染みではなかったし、山本美月さんも1本の映画で見かけただけなので、この2人の区別がつけにくかった。
佐藤二朗のボス役は、アドリブ入りであろうセリフで、たまに笑わせるところはあるが、長々と続くと多少飽きて、しらけてもくる。
そういう、やりすぎ感も、「ゆるい笑い」のうちと考えているのかな…。
交通量計測のアルバイトで、高畑さんとコスチューム姿の桐谷さんが、人が通るのを、ただただ待っている画を延々と映すシーンは、「いつまで映してんの!?」と、ちょっとシュールでもあり、興味深かった。
一般人に交じって、コスチューム姿の「女子ーズ」が並んでエスカレーターに乗っていたり、そういう「場」や「間」のおかしさも狙っているんだろうなあ。
深夜テレビ枠で、しっくりくる内容じゃないかな〜。