キャラ立ちしすぎて、ゴキゲンだぜ。Oh,yeah!
…とツイートしたね。
「ふつうの人」っぽいのは、ひとりだけで(すごい道具は使ってるが)、あとは、アライグマ(見かけは)、木(?)、顔色が悪い(違うか)宇宙人、人間っぽいけど体がゴツゴツな奴、がチームを組む。
予告編を見たときには、地球人のジョン・C・ライリーのもとで戦う正義のチームなのかと思ったけど、違うんですねえ。いや、違うほうが面白い。そんな単純な正義じゃないほうが楽しい。
最終的には、悪いヤツが強力なパワーで星を壊して住民が犠牲になるのを防ごうとするから、「いい人たち」になるけど。まあ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(銀河の守護者たち)だもんね。
笑えるところも、いっぱいで(客席はシーンとしてるけどさ)楽しめる。
いちばん感動したのは、主人公が最後に大ピンチのとき、どうなったか。
ここで起きることが、それまですっかり忘れていた「あること」にリンクするわけですよ。
ここは、もう「やられた!」と、大感激。こういう仕掛けがあると、私の評価はポーンと上がりますね。
アライグマ(見かけは)が、がっくり落ち込んでいるときに、肩をたたかれるんじゃなくて、頭をなでられるところ!
まるで動物に対して「よしよし」とやるみたいなんだけど…このときのアライグマ(見かけは)の反応が素晴らしい。
「えっ!?」と、一瞬びっくりしつつも受け入れているみたいな微妙な動きを出しているのだ。
芸が細かい。
木(?)が、敵を徹底的にやっつけたあとで、仲間のほうを振り返って、愛嬌たっぷりに、にっこりする。
なんてのも、上手なキャラ見せ。
この作品、ほんとに、しっかりと、愛を込めて、つくってあると思う。
なつかしのロックナンバーが満載。(主人公がソニーのカセットテープのウォークマンで聴いている!)
流れた曲のなかでは、ザ・ランナウェイズの「チェリー・ボム」が私にとっては、もっとも、おなじみで、これを長々と使ってくれたのは楽しかった。
なにかの映画のラストのおまけで出てきたのは、本作の登場人物「コレクター」(演じるのは、ベニチオ・デル・トロ)だったんですね。
エンドロールで、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは帰ってくる、と書かれてあったので、続編は楽しみ。