ジュラシック・ワールド

JURASSIC WORLD
監督 コリン・トレヴォロウ
出演 ブライス・ダラス・ハワード  クリス・プラット  タイ・シンプキンス  ニック・ロビンソン  ヴィンセント・ドノフリオ  オマール・シー  B・D・ウォン  イルファン・カーン
脚本 リック・ジャッファ  アマンダ・シルヴァー  デレク・コノリー  コリン・トレヴォロウ
撮影 ジョン・シュワルツマン
編集 ケヴィン・スティット
音楽 マイケル・ジアッキーノ
2015年 アメリカ作品 125分
好き度☆☆★


もはや、驚きはないなあ。

恐竜が襲ってきても、恐竜同士が戦っても。
怖さがないし。怖く見せる努力はしていないんじゃなかろうか。

恐竜が暴れたら、えらいことになる、というのを経験した(過去の映画の中でのみですが)はずなのに、いまだに恐竜の見せ物ランドを開いている。
これって、いまだに続く「原×」とか「戦○」に通じるかもね。やめられない、とまらない。

ブライス・ダラス・ハワードさんが、がんばっていて、よい。
汗かいて走り回って、というイメージじゃないのに、そうなっているのが、いいのかも?

考えてみれば、昔の「ジュラシック」シリーズも、たいして好みではなかったから、そもそも恐竜関係が私の中で盛り上がらないのかもしれない。
「子ども向け〜?」って気がしないでもない。

恐竜同士の戦いの決着のつけ方も面白くない。
「あいつ」が出てくるなんて、そういう安易な、というか、意外すぎて、あり得るのか? と。「あいつ」の生態は知らないけどね。

恐竜を手なずけるなど、できるわけがない。食われるでしょ。こういう考えだから、テーマパークなんか作るんだね。

監督の「取れぼ老」、違う、「トレボロウ」って誰? いきなり大抜擢? って感じですが。
大作に、名前を聞いたことがない実績のない監督を起用すること、ときどきありますけども。

ある女性が翼竜にさらわれて、海に落とされるわ、さらにしつこく襲われるわで、彼女ひとりだけ残酷な被害者描写すぎる。
バランスが悪い。作り手の頭が悪いのか。

なんでアメリカで大ヒットしているのか、さっぱりわからん。
みんな、子連れで観にいくのかな?




〔2015年8月8日(土) イオンシネマ 大井〕


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