スポットライト 世紀のスクープ

SPOTLIGHT
監督 トム・マッカーシー
出演 マーク・ラファロ  マイケル・キートン  レイチェル・マクアダムス  リーヴ・シュレイバー  ジョン・スラッテリー  ブライアン・ダーシー・ジェームズ  ビリー・クラダップ  スタンリー・トゥッチ
脚本 ジョシュ・シンガー  トム・マッカーシー
撮影 マサノブ・タカヤナギ
編集 トム・マカードル
音楽 ハワード・ショア
2016年 アメリカ作品 128分
好き度☆☆☆


そのままでは知りようがなかった事実を人々に知らせることができるとき、報道の意味は大きい。

膨大な資料を1行ずつ調べていったりと、地味な作業も多くて、こつこつと仕事をすることの大切さを改めて思う。
自分のことにあてはめてみると、たとえ仕事の中身は違っても「こつこつ系の仕事」では、あー、もうやだ、めんどくせー、と感じるのが、しょっちゅうだが、やらなければ、責任をもった仕事は終わらないのだ。
日々そうやっていくのが仕事なのである。誰かの、何かのためになり、対価としてお金を得るのである。

この事件、神父はそんなことをしない、とキリスト教を信じている人が多い海外では衝撃的なのかもしれないが、私には、ちっともショッキングではなく、その点ではインパクトはない。
だから…記者たちの行動は、こつこつ地味めで…私の彼女レイチェル(・マクアダムス)が出ていなかったら、寝たかも。本日3本目の映画のせいもあるのかもしれないが、途中までは眠かった。

観たあとで一番驚いたのは、編集長がリーヴ・シュレイバーだったとは、まったく気づかなかったこと。彼が出ると、だいたい顔を見た時点で気づくのだが。

大スクープを拾った彼らではあるが、以前にも情報は得ていて、その時には見逃がしていたというのが興味深い。
やり直すのに遅いことはない(場合もある)、とも言えるし、思わぬところにチャンスはある、とも言えるだろうか。(チャンスというのは、本作の場合、多少の語弊があるが。)




〔2016年5月8日(日) イオンシネマ 板橋〕


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