本格的な侵略SFものかと思ったら。
けっこう期待していたけど、始まってみれば、ヤングアダルト系の原作だったのか!
この日、映画館で4本目の観賞。
ネタばれしますから、今後見る予定の方は、以下読まないほうがいいと思われます。
♪ ある日〜、空の中〜、ぽっかり浮いた宇宙船。
フィフス・ウェイブとは、第5の波という意味で、
第1の波は「暗黒」。エネルギー供給をシャットダウンする。電気やら水道やら止まる。
第2の波は「崩壊」。地殻変動で、地震とか津波が。
第3の波は「感染」。鳥インフルで、ウィルスをまいたり。
第4の波は「侵略」。人間に寄生しちゃって、見かけは人間のまま。
さて、第5の波は?
クロエちゃんは弟と離れてしまい、なんとしても再会して一緒にいようと、がんばります。
YA(ヤングアダルト)だと気づいてくるのは、若者たちが軍隊に連れてこられて訓練するシーンが始まるあたり。
クロエに至っては、危機を若いイケメンに助けられて、ともに旅する途中で、彼が川で行水をする場面を目撃しちゃいます!
男が女性の行水を見るシーンは、映画の中で何度も見たけど、逆パターンは初めて見たかも。
イケメンに傷の手当てをしてもらったり、抱きかかえられたり…女子からすれば、萌えますよねー。たぶん。
クロエが弟と別れてしまったのは、彼女が弟の忘れ物を取りにバスを降りていた数分のうちに、バスが発車してしまったからですが、クロエたん、運転手に
「ちょっと忘れ物とってくるので、少しだけ待っててちょ〜だいっ!」
とか言っておけばいいじゃんねー。
と、少しは思いました。言っておいても、しょうがなく発車したかもしれませんが。
軍人たちの行為に、これはちょっとどうなの!? と、首をかしげるところもありましたが、ああ、そういうことなのね、と、後から納得できる理由は存在していたので、そのへんはちゃんとしていてよかったですね。
当日、3本目に観た「スポットライト 世紀のスクープ」でも出演していた(私は気づかなかったが)リーヴ・シュレイバーが軍人役に(本作のほうは、すぐに彼だと認識できた)。
弟と再会して、守るんだ!というクロエたんのブレない意思がいいです。
とんでもない状況になりながら、自分がするべき目の前のことを必死に成し遂げようとする姿は、どんなときでも尊いものです。
ラストは、途中で終わった感が強く、風のウワサでは、3部作の構想があるとかで、だとしたら、それはそれで見なきゃいかんだろ〜という気になるし、少し楽しみでもあります。
エンドロールの歌が、ちょっとカッコいいなと思って字幕を見ていたら、Siaという人が歌っているのがわかり、YouTubeで探した。
曲は“Alive”。私は生き延びた、あなたはすべてを奪ったけれど私はまだ呼吸している…といった内容の歌で、この映画にもふさわしいようだ。
なんと、公式のミュージックビデオには、空手家の少女、高野万優(まひろ)さんが出演しているのだが、女優の土屋太鳳(たお)さんが踊るバージョンもあります。彼女は日体大で舞踊学専攻ですからね!
(朝ドラ「まれ」のオープニングでも少し踊ってましたよね。)