マネーモンスター

MONEY MONSTER
監督 ジョディ・フォスター
出演 ジュリア・ロバーツ  ジョージ・クルーニー  ジャック・オコンネル  カトリーナ・バルフ  ドミニク・ウェスト  ジャンカルロ・エスポジート
脚本 ジェイミー・リンデン  アラン・ディフィオーレ  ジム・カウフ
撮影 マシュー・リバティーク
編集 マット・チェシー
音楽 ドミニク・ルイス
2016年作品 98分
好き度☆☆☆★


ジョディ・フォスター監督作品、という興味が第一。

手堅く、上手にできていました!
観ているうちは、じゅうぶん楽しめる。
観客は、犯人には発砲してほしくない、警察が撃ってほしくない、とハラハラしながら見続ける。

ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニー、ふたりのベテランで、ドラマが、しっかり落ち着く

テレビ番組のスタジオに、危ない人間を侵入させてしまうことが、まず、まずいですよね。
しっかりガードしないと!
はいえ、ごく一般的な会社や組織は、こんなものか。

侵入犯ジャック・オコンネルを刺激しないように対応するうちに、司会者ジョージ・クルーニーが侵入犯と共闘関係のようになっていくのは面白い。
マスコミや報道の怖いところのひとつは、誤情報を流した場合の影響。
株などの場合は、他人のいうことを信じきるのはやめて、やるなら自分の責任で。人のせいにしちゃいけないです。

ボーイフレンドが、株に有り金すべてを使ってしまったのを知って、罵倒のみを猛烈な勢いで口にする彼女が痛快すぎる。
映画だから笑えるようなシーンになって、彼氏は呆然とするばかり(笑)だが。なんも言えねえ…。

株の会社の広報担当者カトリーナ・バルフさんが、きれいな人で、もっと出番があればよかった!

野次馬がいっぱい寄ってくるものの、いったん危険だとわかると今度は逃げていく。そんな描き方は巧いと思う。
ラストは、違う結果になってほしかった。もしかして、これが今の社会的には妥当な決着なのかもしれないが。




〔2016年6月19日(日) イオンシネマ 板橋〕


映画感想/書くのは私だ へ        トップページへ